良い意味でも悪い意味でも使われる間投詞「well」の意味とは?

現在私のいるところでは国際映画祭(Seattle International Film Festival)が開幕中なのですが、映画祭で観られる映画は一般公開される映画と違って、時間の選択肢が限られています。多くて3回、普通は2回くらいしか上映されません。



そうすると困るのが、ご飯。正午上映開始や、午後7時上映開始など、中途半端に上映開始されると、いつご飯を食べるべきかけっこう悩みます。

先週末もジェガーさんと午前11時半開始の映画を観ることになり、「お昼どうしよ」と言うと、ジェガーさんが “Well, I will make sandwiches for us.” と言いました。

ポイント

“well” は、会話のさまざまな場面でよく使われます。

well [interjection] | Longman Dictionary

  1. used to emphasize something you are saying
  2. used to pause or give yourself time to think before saying something
  3. [also oh well] used to show that you accept a situation even though you feel disappointed or annoyed about it
  4. [also well, well, (well)] used to express surprise or amusement
  5. used to express anger or disapproval
  6. used to show that you are about to finish speaking or doing something
  7. used to show that you are not sure about something
  8. used to slightly change something that you have said
  9. [very well] [formal] used to show that you agree with an idea or accept a suggestion
  10. used to continue a story you are telling people, especially in order to make it seem more interesting
  11. [Well?] used to ask someone to answer a question you have asked them, when you are angry with them

(実際の日常会話ではここまで厳密に意味を区別して皆使っているわけではありませんが、一体どういう時に使われるのかのニュアンスはつかみやすくなると思うので、ぜひ元リンクの例文もチェックしてみてください!)

つまりジェガーさんは、「うーん、サンドイッチ作るわ」と言っていたのでした。映画館で映画を観ながら食べたジェガーさんお手製サンドイッチは、普通に食べるサンドイッチよりもめっちゃおいしかったです。

補足

先週金曜日の午後9時半から映画祭で観た不思議な映画『Frank』(日本年内公開予定)の予告編でも、主人公が Frank という人物について説明しようとしていて “Well, there’s the head of course.(えっと、まずはもちろんこの頭でしょう)”(0:12)と言っていました。おそらくこの場合は、1. の意味で使われているものと思われます。

というわけでこの映画、とあるインディーズバンドを描く作品なんですが、そのバンドのボーカルが奇妙なマスクをかぶっていて、ビジュアルも音楽もやたらぶっ飛んでいます。

そのボーカルの名前が Frank なんですが、さてこの Frank を演じているのは一体だれでしょう?

A. マイケル・セラ(Michael Cera)
B. マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)
C. マイケル・J・フォックス(Michael J. Fox)

私は最初マイケル・セラさんかと思いましたが、正解はまさかまさかのマイケル・ファスベンダーさん。ぶっ飛びすぎです。


でもこの映画、観ている時は「変な映画やな〜」と思っていたのですが、観終わってしばらく経つと、じわりじわりと切なくなってきました。

それをジェガーさんに言うと、「このフランクっていう人、実在の人がモデルになってるんやで」とぽつり。

「えっ、その人もこんなマスクかぶってたん?」
「同じマスクかどうかは知らんけど、マスクはかぶってたはず」

そこでさっそく調べてみたところ、驚愕の事実が発覚。なんと、マスク同じでした!!

映画は、脚本を書いたジョン・ロンソン(Jon Ronson @jonronson)さんの回顧録がベースになっているそうです。
Frank: The True Story That Inspired the Movie
映画の主人公と同じように、ジョン・ロンソンさんも1980年代にキーボードとしてフランクさんのバンド『フランク・サイドボトム・バンド(Frank Sidebottom Band)』の一員に入っていたそう。

ジョンさんの公式サイトによると、一応この物語は「伝記ではなくフィクション(It isn’t a biopic. It’s fictional.)」だそうですが、一体どこまで実話に基づいているのか、気になるところです。

ちなみに、Frank の公式 YouTube チャンネルには、フランクさんのマスクの作り方ビデオまでアップされていました。

こういうのを観てしまうと、ついつい作りたくなってしまうのですが、作ってもこのマスクをかぶる機会は特になさそうなので、今のところ私は躊躇しています。

その代わり、映画の中で Frank が歌っていた『I Love You All』という曲は、映画を観た直後からひたすら頭の中で流れ続けているので、現在歌詞をマスター中。

ファスベンダーさんの歌声、めちゃくちゃ渋いです。