【リスニング難易度上級編】報道を扱うアメリカの社会派ドラマ『ニュースルーム』
最近、テレビドラマ『ニュースルーム(The Newsroom)』(2012-2014)にはまっています。
企画・脚本はアーロン・ソーキン
『ニュースルーム(The Newsroom)』は、その名の通り報道番組の現場を舞台にした社会派ドラマ。映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)の脚本家で知られるアーロン・ソーキンさんが企画・脚本を手がけています。
リスニング難易度は上級
『ソーシャル・ネットワーク』も会話のテンポがすごく速いですが、『ニュースルーム(The Newsroom)』も現場が現場なだけに、全員超早口。
聴き取りがものすごく難しくて字幕必須でしたが、現場の緊迫感が会話のテンポだけでものすごく伝わってくるのはすごいです。早口な上にみんなよく喋るので、ついていくのにもう必死。
しかも一人ひとりのキャラのまた濃いこと!ニュースキャスターのウィルは毒舌でひねくれていて、”元カノ” のエグゼクティブ・プロデューサーのマックと会えばけんかばかり。マックも気が強くて男気があるので、ウィルに一歩も引きません。
ウィルは感情の起伏がめちゃ激しく、人の名前も全然覚えないのですが、お茶目なボケがけっこうあって、腹は立つけど憎めないキャラではあります。シリアスな現場なのに、ウィルの行動や言動が面白くて笑えるシーンがけっこうありました。
実際のニュースを反映
そんな私が『ニュースルーム(The Newsroom)』を観ていて何よりも魅力に感じたのは、この番組が実際のニュースを取り扱っているところ。たとえばシーズン1のエピソード1では、2010年に起きたメキシコ湾原油流出事故が出てきます。
「メキシコ湾原油流出事故」詳細解説 – ビジネス – 緑のgoo
最初はニュースアラートが黄色で、あまりたいしたニュースではなさそうに見えるところから、だんだんスタッフが事の重大さを理解していって緊迫感が高まっていくまでの過程を、ニュースの裏側から見るのはとても新鮮でした。
タランティーノ監督のお気に入り
そもそもシリーズが終了している『ニュースルーム(The Newsroom)』を私たちが今更になって観たのは、ジェガーさんが「タランティーノ監督がめちゃ気に入っているらしい」という情報を仕入れてきたのがきっかけ。ジェガーさんはクエンティン・タランティーノ監督が大好きで、タランティーノ作品はもちろん、タランティーノ監督の好きな作品もよく観ています。調べたところ、
確かにインタビューでタランティーノ監督が『ニュースルーム』について「3回観た」と語っていました。
どんなけ観てんねん、という感じですが、確かに『ニュースルーム(The Newsroom)』は会話量が多く、情報量も多いので、一回観ただけではなかなか全てを理解しきれません。私が『ニュースルーム(The Newsroom)』のシーズン1エピソード1を観た時、実はジェガーさんは2回目だったのですが、ジェガーさんも1回目と2回目で見方が変わって2度楽しめたと言っていました。
アーロン・ソーキン脚本最新作は『スティーブ・ジョブズ』
ちなみにアーロン・ソーキンさんの脚本最新作は、今年公開予定の『スティーブ・ジョブズ』。監督はダニー・ボイルさんです。
今まであまり気にしていませんでしたが、アーロン・ソーキンさん×ダニー・ボイルさんだったらめちゃ観たくなってきました。