歴史的デモ行進を描く映画『グローリー/明日への行進』

週末、『グローリー/明日への行進』という映画を観に行ってきました。

歴史的デモ行進

これは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が1965年に行った公民権運動を描いた作品です。

※映画タイトルは、公民権運動の象徴となった地名、アラバマ州セルマからとられている。1965年3月7日、黒人が有権者登録を妨害されていたことに抗議する約600人がセルマを出発し、東の州都モンゴメリーに向かったが、催涙ガスや警棒で攻撃された(「血の日曜日事件」)。3月21日、約3,200人がアラバマ州セルマから出発。4日後の3月25日、モンゴメリーに到着するまでに、その数は約25,000人になっていた。

1965年のキング牧師を描く映画『セルマ』(予告編動画あり) « WIRED.jp

私たちはこの映画をちょうど1月第3月曜のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー(MLK Day)に観に行ったのですが、映画館がかなり人で埋まっていました。

出演者もデモ行進

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーには毎年全国でデモ行進も行われますが、昨年のファーガソン事件や、年末にニューヨークで起こった警官射殺事件など、人種に関する事件が最近相次いでいたこともあって、今年はさらに力が入っていたように思います。

グローリー/明日への行進』のキャストも、アラバマ州で当日デモ行進に参加していました。

この映像にも出てきますが、映画のもう一つの “主役” である『エドマンド・ペタス橋(Edmund Pettus Bridge)』は、今も残っています。

The Edmund Pettus Bridge 07326v.jpg

当時デモ行進に参加した有名人

映画にも1965年の実際のデモ行進の様子が登場していて、主要人物のその後も紹介されていました。

たとえば、当時15歳でデモ行進に参加したジョン・ルイスさんは、現在は下院議員(congressman)になっていらっしゃいます。黒人初の国連大使となったアンドリュー・ヤング氏も、当時デモ行進に参加した一人でした。

胸に残る主題歌

役者として映画に出演もしているコモンさんとジョン・レジェンドさんの主題歌『Glory』は、ゴールデン・グローブ賞オリジナル楽曲賞(Best Original Song)を受賞していますが、映画で改めて聴いて感動。ミュージック・ビデオも何回も観てしまいました。

アカデミー賞オリジナル楽曲賞もぜひ受賞して欲しいです!

 

追記

 

その後、見事アカデミー賞オリジナル楽曲賞も受賞しました!まさにグローリー!