夫婦で観ると気まずくなりかねないスリラー映画『ゴーン・ガール』

先日、映画『ゴーン・ガール』を観てきました。

スリラーというよりホラー

『ゴーン・ガール』は、”Gone Girl” ということで、直訳すると「(どこかへ)行ってしまった女性」という意味になります。その女性こそ、ベン・アフレックさん演じる主人公ニックの妻、エイミー。

エイミーが行方不明になった後、夫婦の不仲が報じられ、警察もメディアも世間も(私も)ニックの容疑を疑い始めるのですが、そこから予想を上回る展開が繰り広げられていきます。

その展開がもう、スリラーを超えて、もはやホラー。破綻した結婚生活の究極の形が恐ろしすぎて、もう少しでジェガーさんと気まずい雰囲気になるところでした。妻エイミーを演じるロザムンド・パイクさんの演技がこれまたホラーで、ゾクッとします。彼女はアカデミー賞にノミネートされること間違いありません。

原作著者が脚本を担当

本作は同名小説が原作になっていて、脚本も著者が手がけています。

以下のインタビューを観て知ったのですが、著者のギリアン・フリンさんはもともと雑誌『Entertainment Weekly』のライターだったんですね。

在職中から小説を書いていたみたいですが、2008年に解雇されたことをきっかけに本格的に執筆にのめり込み、3作目となる本作で大ヒット。『Entertainment Weekly』の書き手から表紙へ、一気に大躍進です。

ちなみにギリアンさん自身は幸せな結婚生活を送っているそうです。どっからこんなホラーのような物語を思いついたのかすごく不思議です。