外国人に人気の伏見稲荷大社を観光する前に知っておきたいこと
10月は2週間ほど夫ジェガーさんと一時帰国していました。最初の1週間は私の実家のある京都にいたのですが、その時に前から行ってみたかった伏見稲荷大社に行ってきました。
母も一緒に行ったのですが、私も母も、実は伏見稲荷大社に行くのは今回が初めて。伏見稲荷大社はトリップアドバイザーの選ぶ『外国人に人気の日本の観光スポットランキング 2014』で、栄えある1位に輝いています。
トリップアドバイザー恒例 【外国人に人気の日本の観光スポットランキング 2014】 今年も発表しました! http://t.co/E6m6SxnqwI 今年1位に輝いたのは、京都の『伏見稲荷大社』。 赤い鳥居が連なる様子が幻想的と今年も人気を集めました。
— トリップアドバイザー (@tripadvisorjp) June 4, 2014
実際、伏見稲荷大社の中は外国人だらけでした。日本人がいたと思っても、関西弁ではないところを見るとおそらく観光客と見えます。とはいっても私たち3人も初めてなので、気分はすっかり観光客。
が、この伏見稲荷大社、ただの観光地だと思ってあまく見てると痛い目に遭います。そこで「観光する前に知っておきたかったこと」をまとめてみました。
鳥居だけの写真を撮るのは難しい
伏見稲荷大社と言えば、ずらーっと並ぶ赤い鳥居が有名ですが、すぐにその光景には出会えません。
「鳥居の行列どこやどこや」と言いながら境内の中をしばらく歩いていくと、やっと見覚えのある景色が目の前に現れました。
これこれ、これやがなー!
ただ、伏見稲荷大社と言えばこの写真ですが、実際行ってみると平日でも人だらけ。私は、伏見稲荷大社に行ったらジェガーさんと鳥居と鳥居の間から首だけ出して面白写真を撮りたいと思っていたのですが、あまりに人が多すぎて、写真を撮ったら必ず他の人も入ってしまいます。
ネット上なのでは幻想的な写真をたくさん目にしますが、実際にそういう写真を撮りたいと思ったら、かなり工夫する必要がありそうです。
一度鳥居が始まったら、ずっと鳥居
私たちは写真にこだわるのを諦め、さらに歩いていったところ、今度はどこまで行っても鳥居づくしです。一度鳥居が始まったら、永久に鳥居。最初はあんなに興奮していたのに、あっという間に鳥居のある景色に慣れてしまいました。
一体この鳥居はどこまで続くねん・・・と思った矢先、境内案内図を発見。
「・・・あれっ、うちら今・・・ここ?」
「・・・鳥居、まだまだめっちゃあるやん」
伏見稲荷大社恐るべし、です。この「現在地」までもけっこうハイキング感覚だったのですが、頂上まで行ったらもはや山登りっぽいです。
「・・・どうする?」
「・・・とりあえずもう少しだけ登ってみる?」
再び歩き出したものの、景色はやはり、延々鳥居が続くばかり。3人とも全くハイキングを意識した格好ではなかったため、だんだん登り続ける自信がなくなってきました。
伏見稲荷大社へ行くなら、絶対スニーカーと動きやすい格好で行くことをお勧めします。長い杖をついて登っている人もよく見かけました。
頑張って登れば、冷やしあめが飲める
山の中腹くらいになってくると、休憩どころも増えてきます。
「あっ、冷やしあめや!!」
冷やしあめとは、私が子どもの頃大好きだった飲みもの。かつて京都市内の商店街の外れに実家があった頃、商店街のお店の出先に冷やしあめのスタンドがあって、しょっちゅう飲んでいました。最近はあまり冷やしあめを売っているところを見かけないので、見つけた瞬間一人で大興奮。
ショウガがぴりりと効いていて、最高です。
冷やしあめを飲むだけでも、ここまで登ってきた甲斐がありました。
しかしそこで達成感を得てしまったのか、その後京都の街並みが見渡せるあたりまで登ったところで、すれ違った地元のおっちゃんに「この先上まで行ってもずっと同じ景色やで」と言われ、「おっちゃんがそう言うなら」ということで下山開始。
最初から本気の山登りやと知ってたらもっと心持ちも違ったと思うのですが、何も知らずにいったらまじでビビる険しさでした。
番外編:外国人が気になるところ
一方、ジェガーさんはジェガーさんでいろんなことが気になっていた様子で、”登山” 中、次々質問が飛んできました。
「なんできつねなん?」
「なんでこんなに鳥居多いん?」
「この神社どんなけ広いん!?」
これらの質問については、伏見稲荷大社にもよく問い合わせが来るのか、ウェブサイトにめちゃめちゃ詳しく解説されていました。
3つ目の質問、甲子園球場の約22倍の面積って・・・どんなけ境内広いねん!
次に行く時はハイキングの格好をして、真剣にお参りしたいと思います。