郵便料金の値上げも怖くない!アメリカで便利なフォーエバー切手とは?

初めてアメリカで郵便を出した頃は、切手の仕組みがよくわからず、いちいち郵便局へ行って窓口で出していた私。



ところがある日、ジェガーさんと出かける時に「あっごめん郵便局ちょっと寄っても良い?」と言って入ると、長蛇の列ができています。一番後ろに並ぶ私を見て、ジェガーさんが「何の用事?」と聞いてきました。

「ちょっとこの封筒出したいねん。」
「そんなん、切手貼ってポストから出したらええやん」
「切手がようわからんから、実はまだポストから出したことないねん」
「forever stamps 貼ったらええやん」

そこで初めて耳にした “forever stamps” という単語。フォーエバー・スタンプって何!?

「値段が書いてないからフォーエバーに使えるっていうスタンプやで」

そんなスタンプあるん!?ということで、郵便局で封筒を出すのはやめて、そのフォーエバー・スタンプというものを見せてもらいました。
forever stamps
ほんまに値段の代わりに “FOREVER” と書いてあります。

「毎年ちょっとずつ郵便料金が値上がりするから、値段が変わったら追加でまた切手貼ったりしなあかんやろ。これやったら値上がりの影響を受けずに永久に使えんねん」
「めっちゃええやんそれ」

それ以来、手元にはフォーエバー切手を置いて、チェックを郵送する時などにフル活用しています。郵便局では一応、郵便料金が値上がりした場合に使う1セント単位の切手も売られていますが、値上がりに気付かないまま送って返送されたら困る場合も多々あるので、いちいち確認する手間が省けるというのはめちゃくちゃ便利。

郵便局(USPS)の公式サイトによると、フォーエバー切手の歴史は浅く、2007年4月に始まったそう。2011年より、通常郵便の切手(First-Class Mail®)は一部の例外を除いて全てフォーエバー切手となっています。

値段も通常郵便の切手(First-Class Mail®)と同じで現在45セント(1オンスまで)。ただ、今月27日から切手の値上がりにともない、フォーエバー切手も46セントに値上がりします。

ということは、27日までに買ったフォーエバー切手は、値上がり後は自動的に46セントの価値になるということ。フォーエバー切手の本領発揮です。というわけで先日、ジェガーさんが追加でフォーエバー切手の20枚綴りを買ってきはりました。
forever stamps - Bonsai
盆栽がえらいモダンに見えます。

嬉しいのは、今年からもう一つ新たに国際フォーエバー切手(Global Forever®)の発行が始まること。これを買えば、国際郵便を送る時も使い勝手良さそうです。価格は1枚 $1.10 で、通常郵便と同様1オンスまで対応。ただしカナダは国際郵送料が他国の半額のため、カナダのみこの切手で2オンスまで可、となる見通しです。これも今月27日に販売開始ということで、現在は20枚綴りの事前注文を受け付け中。

国際郵便はそんなに頻繁に利用しないものの、値上がりした時は国際郵便の方が打撃が大きいはずなので、これも買って手元に置いておこうかと思います。