アメリカの日常会話でよく使われる「fist bump」とは?

私は渡米するまでアメリカの日常は映画の中でしか観たことがなかったので、実際に来てから「あっ、これ映画で観たやつや!」と思ったことが何度もあります。

”fist bump” もその一つ。こぶしとこぶしをくっつける、ハイタッチ(high five)に似たアレです。私はジェガーさんに教えてもらいましたが、先日観たディズニー映画『ベイマックスBig Hero 6)』(日本では12月20日公開予定)でも、主人公のヒロがベイマックスに “fist bump” を教えていました。

ポイント

クリップの中でヒロも説明していますが、”fist bump” は興奮した時や盛り上がった時などにします。

fist bump | Macmillan Dictionary

fist bump: a gesture made by two people when they lightly knock their fists together as a sign of friendship, respect, or agreement

(状況によって、友情関係や尊敬心、同意などを示します!)

“fist bump” にはいろいろなタイプがあり、Hiro とベイマックスのような長めバージョン以外に、ただこぶしを軽くぶつけ合うだけの短めバージョンもあります!

補足

『ベイマックス』は、マーベル・コミック(@Marvel)の『Big Hero 6』というコミックが原作になっています。『Big Hero 6』はもともと1998年に創刊され、2008年にリメイクされました。

原作は舞台が日本で、広島と長崎に原爆が落とされた後に日本政府がヒーロー組織を結成するという、けっこうドえらい設定なのですが、映画『アナ雪Frozen)』がアンデルセン童話『雪の女王』を思いっきりディズニー変換したように、『ベイマックス』も思いっきりディズニー変換されています。

一番原作からかけ離れていたのは、ずばりベイマックス。原作のベイマックスはヒロがボディガードのために作った人造生命体で、けっこうイカツイのですが、映画のベイマックスは健康維持のために作られた風船ロボット。癒し系です。

ベイマックスの姿を最初見た時、私は「マーベルにこんな癒し系のヒーローもいたんや~」と思っていたのですが、あの親しみやすさはディズニーマジックだったんですね。

さらに、映画の舞台は日本ではなくサンフランソーキョー。英語表記は “San Fransokyo” で、思いっきりサンフランシスコと東京が融合しています。

こういう日本 “風” の世界が描かれる時は、たいてい日本語がむちゃくちゃだったりするものですが、サンフランソーキョーは意外に日本語の精度は高いです。「ヒロ(Hiro)」と「ヒーロー(Hero)」が掛け合わされていたり、登場人物に「ワサビ」という名前の人がいたりして、いろいろなところにちょいちょい日本っぽさが取り入れられています。

さらにマーベル・コミック原作の映画には欠かせない、スタン・リー(@therealstanlee)さんもお約束のカメオ出演。

2009年にディズニーがマーベルを買収した時はどうなるものやらと思っていましたが、意外にくっついて良かったかもしれません。