SNS で今年流行した「#blessed」の意味とは?

昨日『「grateful」と「thankful」と「blessed」の違いとは?』という記事を書きましたが、「blessed」という言葉に宗教性が含まれるか否かの説明に関して、ジェガーさんが面白い記事を紹介してくれました。

どうも今年の春頃からソーシャルメディア上で、#blessed というハッシュタグがブームだったようです。

There’s nothing quite like invoking holiness as a way to brag about your life. But calling something “blessed” has become the go-to term for those who want to boast about an accomplishment while pretending to be humble, fish for a compliment, acknowledge a success (without sounding too conceited), or purposely elicit envy. Blessed, “divine or supremely favored,” is now used to explain that coveted Ted talk invite as well as to celebrate your grandmother’s 91st birthday. It is carried out in hashtags (#blessed), acronyms (#BH, for the Hebrew “baruch hasem,” which means “blessed be God”), and even, God forbid, emoji.

(人生自慢をする時にわざわざ神聖さを持ち出すことはない。しかし、謙遜を装いつつ功績を自慢したり、賛辞を誘ったり、〔自惚れすぎない程度に〕自分で成功を認めたり、故意に人を羨ましく思わせたりしようとする人たちの間で、”blessed” がよく使われるようになってきた。Blessed ー”divine” または “supremely favored” という意味 ー は、今や誰もが望む TED トークへの招待や、祖母の91歳の誕生日にも使われている。ハッシュタグ #blessed や、頭字語 #BH〔BH はヘブライ語で “baruch hasem”、”blessed be God” の意味〕、さらにはまさかの絵文字と一緒に。)

via Blessed Becomes a Popular Hashtag on Social Media – NYTimes.com

“blessed” の本来の意味は神に根付いていて、キリスト教の人がよく使っているイメージもあります。でも、日常生活ではそこまで宗教性を意識せずに使っている人も多いです。

一方、ソーシャルメディア上では宗教性の意味合いはさらに薄れている様子。ジェニファー・ロペスさんも、豪華な食事の用意についてツイートする際に #blessed を使ってはりました。

“ ‘Blessed’ is used now where in the past one might have said ‘lucky,’ ” said the linguist Deborah Tannen. “But what makes these examples humble-brags is not ‘blessed’ itself but the context: telling the world your fiancé is the best or that you’ve been invited to do something impressive. Actually I don’t even see the ‘humble’ in it. I just see ‘brag.’ ”

(「”Blessed” はもはや “lucky” に取って代わって使われている」と語るのは、言語学者のデボラ・タネン氏。「しかし “謙虚を装った自慢” に感じさせるのは、”blessed” という言葉自体ではない。自分のフィアンセが最高であると言ったり、感銘を受けるようなところに招待されたと言ったりするような文脈だ。正直、私は「謙虚さ」を感じない。普通に「自慢」だ。)

via Blessed Becomes a Popular Hashtag on Social Media – NYTimes.com

F1ドライバーのルイス・ハミルトンさんのご両親の、もはや庭に見えない庭の写真にも #blessed が使われています。

On Twitter, the #blessed hashtag may still prompt some genuine sentiment (“blessed to have such a supportive family behind me”) but more often than not it is blatantly self-promotional (“#blessed to be in 3rd place at the Webbys… please vote now!”), surreptitiously braggy, or just plain absurd (Tim Tebow’s Twitter bio is just the single word).

(Twitter では、#blessed はまだ本来の意味でも使われているが〔例:blessed to have such a supportive family behind me〕、たいていは露骨な自己アピール〔例:#blessed to be in 3rd place at the Webbys… please vote now!〕か、ひそかな自慢、あるいは単なるふざけに過ぎない。〔ティム・ティーボウの Twitter のプロフィールは blessed の一語だ。〕)

via Blessed Becomes a Popular Hashtag on Social Media – NYTimes.com

コメディアンのディミトリ・マーティンさんも、おふざけしてはりました。

ちなみに #blessed は、Mashable@mashable)の『14 slang terms that dominated 2014(2014年を席巻したスラング14選)』にも選ばれていました。

本当、質問をいただいたおかげで私もめちゃくちゃ勉強になりました。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます!

他にも、気になることや質問があれば、お気軽にメールTwitterFacebook でコメントください。興味深いものはぜひブログでも取り上げたいと思います!– Riho

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