Election Day(投票日)に関する記事で目にした「electorate」の意味とは?

毎年11月の最初の月曜日の次の火曜日は、Election Day(投票日)。今年は連邦議会などの中間選挙が実施されたほか、各州でさまざまな住民投票が行われました。

HAPPY ELECTION DAY

昨年私はイリノイ州とハワイ州で同性婚の合法化が新たに決まったことを取り上げましたが、今年私が驚いたのは、マリファナの娯楽使用の合法化を認める州及び地域がさらに拡大したこと。現在はコロラド州と私のいるワシントン州の2州でマリファナの娯楽使用が合法化されていますが、今回の住民投票で新たにオレゴン州とアラスカ州、そしてワシントン D.C. が加わりました。

ニュースを詳しく理解するため、USA Today の記事『Where America landed on marijuana』を読んでみたところ、 “electorate” という単語が出てきました。

Supporters say the legalization wins indicate voters think America’s pot prohibition is a failure, especially since non-presidential elections tend to draw an older, more conservative electorate.

via Where America landed on marijuana

ポイント

“electorate”〔発音〕は「有権者」という意味です。選挙に関するニュースによく出てきます。

electorate | Merriam-Webster Dictionary

electorate: all the people who are allowed to vote in an election

(単数形で使われることが多いです!)

つまり、「非大統領選の選挙においては、特に投票者の割合が高齢で保守的な有権者に偏ることを考えると、マリファナ合法化の勝利はアメリカのマリファナ禁止制度が失敗であることを示唆していると支持者らは語る」と書かれていたのでした。

実際、今回の投票者層は保守層からの指示を多く集める共和党にとって非常に有利だったようです。以下の記事の見出しにも、”electorate” が使われています。

補足

というわけで、記事を詳しく見てみたいと思います。

Twenty-three states and the nation’s capital already permit medical marijuana. Tuesday’s vote means Washington, D.C., Alaska and Oregon join Colorado and Washington in allowing adults to posses and consume marijuana just for fun.

(医療用マリファナの使用は、すでに23州と首都で認められている。火曜の投票では、コロラド州とワシントン州に加え、ワシントン D.C. とアラスカ州、そしてオレゴン州において、成人がマリファナを所有し、嗜好目的で楽しむことができるようになった。)

via Where America landed on marijuana

ただし、その内容は少しずつ異なるようです。

Alaska’s measure is similar to Colorado’s, and Oregon’s is modeled on Washington state’s. Washington, D.C.’s initiative legalizes marijuana possession but doesn’t establish a taxation system because voters aren’t allowed to directly implement taxes themselves.

(アラスカ州の政策はコロラド州に近く、オレゴン州の政策はワシントン州がモデルになっている。ワシントン D.C. においては、マリファナの所有は合法化するものの、税制については確立していない。投票者たちが税制について発議することはできないからだ。)

via Where America landed on marijuana

ワシントン D.C. におけるマリファナ娯楽使用の合法化の背景には、人種差別の問題もあるようです。

In Washington DC, where half the city’s population is black, the case for cannabis was made in terms of racial justice.

Proponents of legal pot argue that existing drug laws are used disproportionately to prosecute young black men and point to police figures to support their case. In 2010, 91 per cent of all marijuana arrests in DC were of black people. Three-quarters of all civil fines for cannabis use are handed out in the city’s black neighbourhoods.

(ワシントン D.C. は、人口の半分が黒人であり、人種平等という観点でマリファナ議論が起こっている。

現行の薬物法は若い黒人男性を起訴するために不当に使われていると、合法的マリファナの支持者たちは主張し、警察の数字を指し示す。2010年におけるマリファナ関連の逮捕者の91%は黒人。マリファナ使用に対する民事制裁金の3/4が支払われたのも、黒人地区だった。)

via Washington DC makes marijuana legal: here’s what you can and can’t do – Telegraph

今回、オレゴン州、アラスカ州、そしてワシントン D.C. が新たに加わったことで、他州でのマリファナ娯楽使用の合法化もますます加速するのではないかと見込まれています。

その他の住民投票の動きとしては、最低賃金もいくつかの州で引き上げられました。

こちらも、最低賃金引き上げの波は全米でさらに拡大しそうです。

ちなみに、すでにマリファナの娯楽使用が合法化されていて、全米で最も高い最低賃金15ドルへの引き上げも6月に決定したここワシントン州は、今年の住民投票で銃を購入する際のバックグラウンドチェック(background check)を厳しくする法案が新たに賛成多数で可決されました。

私のいる州は全米でも治安が良い方で、基本的にはめちゃくちゃ住みやすいのですが、それでも今年は銃犯罪が続いて物騒だったので、これで落ち着いて欲しいものです。