【シアトル】クッキングクラスもある料理本専門店『Book Larder』

先日、パイのクッキングクラスに行ってきました。

このクラスが開催されたのは、料理学校でもなく、パン屋さんでもなく、本屋さんの『Book Larder』。ここは料理本だけを扱うユニークな本屋さんで、なんと店の中にキッチンがあるのです!

そこでレシピ本を元にしたクッキングクラスなどを開催していて、今回はニューヨークのブルックリンにあるパイ屋さん『The Four & Twenty Blackbirds』が出した『The Four & Twenty Blackbirds Pie Book: Uncommon Recipes from the Celebrated Brooklyn Pie Shop』という本を題材にパイの作り方を教わってきました。

主役はやっぱりレシピ本

今回彼女たちは私のいるところに来れなかったみたいで、直接指導を受けることはなかったのですが、地元のペイストリー・シェフがこの本に沿ってパイ作りを教えてくれました。生徒は見事に女性ばかり。

クラスの途中で私の iPhone の電源が切れるという事態が発生したため、ここからは本の写真を活用しながら、私が学んだことをシェアしたいと思います。

まずは、パイ生地を広げる時のコツから学びました。パイ生地は伸ばす5〜10分前まで冷蔵庫で冷やしておきます。その後、真ん中から外側に向かって一気に生地を伸ばし、少しずつ生地を回転させながら全体を丸く均一に伸ばします。

私の悩みはまさにこの「パイ生地を綺麗に丸く広げるのが難しい」ということだったので、それを言ったところ、「じゃあ Riho さん、前に出てきて一緒にやってみましょう」ということでなんと私が練習台になることに。緊張しつつ、言われた通りに麺棒で伸ばしていると、いい感じに広がっていきました。とにかく均一に伸ばすことが大事なので、細かくチェックしながら丁寧に伸ばしていきます。

パイ皿よりも一回り大きく広げたら、麺棒にパイ生地をくるくると巻き付けてパイ皿の上に持っていき、そこで広げてパイ皿にかぶせます。二つ折りにしてパイ皿で広げるという手もあり。広げた生地を手でパイ皿にしっかり密着させたら、冷蔵庫に入れてまたしばらく保管しておきます。

続いて、フィリングを作ります。私は大好きなルバーブ・パイが作られるのを楽しみにしていたのですが、なんとメニューに変更があり、ルバーブ・パイではなくアプリコット・パイを作ることになりました。残念〜!でもアプリコットも大好物なので、なんとか乗り切りました。

私たちが当日作ったのは、『Strawberry Balsamic Pie』『Cinnamon Apricot Pie』『Salty Honey Pie』の3種。

パイを焼いている間は、全員でパイ生地作りもしました。肝心なのは、氷でよく冷やした水を少しずつ加えてちょうど良い柔らかさの生地にすること。手本の生地を触ってみたところ、だいたい耳たぶくらいのやわらかさでした。水は加えすぎてもダメなので、水加減が一番難しかったです。こねすぎると生地が硬くなってしまうので、こねすぎないようにも注意します。

2人1組でわいわい作って、最後に半分にした生地は、それぞれ手土産に持って帰ってきました。

レシピ本で復習

アメリカのレシピ本は写真が少なめなものが多く、今までハードルの高さを感じていたので、レシピ本を使いながら実践的に教えてもらえたのは本当によかったです。

家にちょうどいっぱいチェリーがあったので、さっそく復習でチェリーパイを作ってみました。

これがまあジェガーさんに大ウケ!ブルーベリーでも作ってみましたが、一瞬でなくなりました。ジェガーさんのおかげでパイが得意料理になりそうです。

ルバーブバイも自分で作ってみるぞー!

Kindle 版もありました

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