海外ならでは!?「term of endearment」の意味とは?

ちょっと前に『クッキング・クラスの案内文に書かれていた「hands-on」の意味とは?』という記事で・・・

つまり、「この実践クラスでは、パイに対する著者の画期的なアプローチが際立つ3つのユニークなレシピを掘り下げます。さらに、おいしいバタークラストを作るための正しいテクニックも練習。受講者にはパイ生地をお持ち帰りいただきます。メニューは以下の通り:ルバーブ・パイ、ソルト・ハニー・パイ、ストロベリー・バルサミコ・パイ」と書かれていたのでした。

というわけで、ソルト・ハニー・パイやストロベリー・バルサミコ・パイは正直味が全く想像できませんが、説明文を読むやいなや、速攻申し込んでしまいました。

via クッキング・クラスの案内文に書かれていた「hands-on」の意味とは? : ツカウエイゴ

と書きましたが、その後 Twitter で、ビートルズの曲に『Honey Pie』があると教えていただきました。そうでした!

アーティスト:ビートルズ
リリース:2009-09-09(Rock)
価格:200円 – (視聴する)
(アルバム:The Beatles (White Album)の26曲目に収録されています)

これは、アメリカでハリウッドスターとなって活躍する同郷のイギリス人女性に、故郷に戻ってきて欲しいと想いを寄せる歌。”honey pie” は、愛しい彼女に対する呼びかけです。

愛しい彼女への呼びかけというと “honey” や “baby” などが一般的ですが、”honey pie” もすごく愛らしいです。同時に日本人としては、「パイなんかい」という軽いツッコミも入れざるを得ません。


と振っていただいたので、食べものつながりで言うと、なぜか “pumpkin” も「愛しい人への呼びかけ」としてよく使われます。映画『パルプ・フィクション(Pulp Fiction)』(1994)では、強盗カップルが会話をする時に、女性が男性を “pumpkin” と呼んでいました。

ちなみに、このカップルの男性の方は相手に “honey bunny” と言っていて、お茶目です。悪質な強盗がお互いを “pumkin” “honey bunny” とかわいく呼び合うところに、タランティーノ監督のセンスがあふれています。

この映画を観た後しばらくは、ジェガーさんも影響されて私のことを “honey chibi” と呼んでくれていました。

あとは、”sugar” なんかもあります。これは、アーチーズ(The Archies)の名曲『シュガー・シュガー(Sugar Sugar)』(1969)が有名ではないでしょうか。

アーティスト:アーチーズ
リリース:2011-08-17(Vocal)
価格:150円 – (視聴する)
(アルバム:U.S. Chart No.1 Songs 50’s-60’s (全米チャート1位 名曲集) [Re-Recorded]の1曲目に収録されています)

全体的に、甘いものが多い気がします。

ちなみに、こういった「愛しい人への呼びかけ」は英語で “term of endearment” と言います。

endearment 〔発音〕| Macmillan Dictionary

endearment: a word or phrase that you say to someone you love, for example darling or sweetheart

以前『恋人や家族はもちろん、優しくしてくれた人などにも使われる「sweetheart」の意味とは?』という記事にも書きましたが、”sweetheart” や、その省略形の “sweetie” もよく使われています。オバマ大統領も公式の場でミシェル夫人に “sweetie” と呼びかけていました。(3:01)

Twitter で以下の記事も教えていただいたのですが、サルコジ元仏大統領は奥さんに “chouchou” と呼ばれていたんですね!

“chou” はまさに “sweetheart” に相当する愛称みたいですが、直訳すると「キャベツ」になるそうです。英語の “pumpkin” 並に謎・・・と思ったら、”chou” は “シュークリーム(chou a la crème)” の「シュー」でもあるとのこと。”pumpkin” も “pumpkin pie” から来ている説があるので、似たようなものかもしれません。

“Chou” (cabbage) is the French equivalent of “sweetheart”. “Chou” conveys the idea of being small and round and is used to describe French puff pastry, often enjoyed as “chou a la creme”. “Chou” is said to resemble a baby’s or child’s head too. Over the years, many French children have been told that boys were born in cabbages and girls in roses. You can double it too – “chouchou” is a standard translation for “darling”.

via BBC News – Languages of love: 10 unusual terms of endearment

さらにこの記事には、「『卵形の顔』(日本)」というのも紹介されていました。

3. Egg with eyes (Japanese)
Tamago gata no kao

In Japan, women are frequently called “an egg with eyes” by those who love them. This is a great compliment, as having an oval, egg-shaped face is considered very attractive in Japanese culture – you can see this in Japanese paintings through the ages.

via BBC News – Languages of love: 10 unusual terms of endearment

江戸時代の人だったら嬉しかったかもしれませんが、現代日本人女性にも通じるのかは極めて謎です・・・


と、またまたナイスな振りをいただいたので、私も引き続き探してみたいと思います。もし映画やドラマで “term of endearment” を採取したら、ぜひぜひ教えてください。

いつもナイスなネタ振りをしてくださる @kuny3298 さん、この場をお借りして改めてお礼申し上げます!

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