イギリス英語でよく聞く “bloody” の意味とは?

先日映画『ダンケルクdunkirk)』を観てきたのですが、映画の中で何度も “bloody” という単語を耳にしました。予行編でも2回登場しています。

“You’re weekend sailors, not the bloody Navy” (1:43)

“Where is the bloody air force!?” (2:12)

 

 

“bloody” は、アメリカではほとんど使われていません。しかし、イギリスではしょっちゅう使われているそうです。

bloody: [mainly uk] [very informal] used to express anger or to emphasize what you are saying in a slightly rude way

(怒りを表す時や強調する時などに使われるんですね。ただしちょっと無礼な言い方なので、使い方には要注意です!)

bloody Definition in the Cambridge English Dictionary

上記のセリフは、日本語の予告編では以下のように訳されていました!

“You’re weekend sailors, not the bloody Navy”

「民間人ごときに何ができる」(1:42)

“Where is the bloody air force!?”

「空軍はなぜ来ない?」(2:11)

特に前者のセリフは、民間人「ごとき」というように、和訳にも少し無礼なニュアンスが表れています!

 

英語で「ダンケルク」は通じない?

 

ちなみに映画『ダンケルク』の原題は『Dunkirk』で一緒なのですが、実は発音が異なります。お聞きください。

“dunkirk” はもともとフランスの地名なので、「ダンケルク」という日本語表記はフランス語の訳からきているのかもしれません。こういう違いも面白いです!