アメリカ人がよく使う「エアクオート」の意味とは?
夫ジェガーさんは普段はフリーランスのライターで、主にテレビゲーム・ジャーナリズムについて書いています。
したがって、ジェガーさんにとってはテレビゲームをするのも仕事のうち。ただし、私から見ると、仕事をしているのか息抜きをしているのかよくわからないことがしょっちゅうあります。
先日もジェガーさんが “OK, I will do some work now.” と言ったのですが、よく見ると “work” と言っている時に、ピースサインをしてくいっと指を2回曲げる仕草をしていました。
この “ピースサインを2回曲げるジェスチャー” は、”air quotes” や “finger quotes” と呼ばれています。
つまりジェガーさんは「今から “仕事” するわ」と言っていたのでした。つまりこの場合は息抜きをするという意味がこもっています。ややこしいわ。
先週行われた、次期米大統領選民主党候補による初の討論会に関する『サタデー・ナイト・ライブ』のコントでも、このジェスチャーが2回登場していました。
This first question is for “everyone.” (3:23)
(最初のこの質問は「全員」にお願いいたします。)
What’s the deal with emails, anyway? I forgot my password the other day. So they say, ‘We’ll email you a new one.’ But I can’t get into my email to get the password! (6:22)
(っていうかEメールってどうなってんの?この間パスワード忘れたら、「新しいパスワードをメールします」って、いやだからパスワード忘れたからメールが見られないんだよ!)
上記、後半は会話の引用として使われていて、前半は「通常とは違う意味」で使われています。つまり、「全員」とは言いつつも、実際は有力候補者だけに興味がある様子がこのジェスチャーから捉えられます。
ちなみに、バーニー・サンダース上院議員を演じているのは、作家のラリー・デイビッドさん。実物のバーニーさんにそっくりです!