北米で起こっている山火事と煙害について知っておきたいこと

私の住むシアトルでは、先週から山火事による煙(smoke)の害がひどいことになっています。どのくらいひどいかというと、空気が全体的に黄ばんで見える感じです。外を歩くと、けっこう息苦しいです。

なぜこうなった?

この煙は、主にカリフォルニア州やカナダのブリティッシュ・コロンビア州、そしてワシントン州東部で起こった山火事の煙が流れてきたものと言われています。

カナダの煙は、なんとイギリスの方まで届いたりしているそうで、もはや世界的公害になっています。

人体に対する煙の影響

現在のシアトルの空気の悪さは、なんと「タバコ7本分」に相当するとのこと。もちろん、タバコと山火事の煙は成分が異なりますが、それにしても体に悪すぎです。

AirVisual による世界の空気汚染ランキングでも、上位3位の間を行ったり来たりしています。

以下のような症状を感じたら、要注意。

こういう時は、できるだけ室内で過ごすのが一番です。

外に出る時は要注意

それでも外に出る必要がある場合は、マスク着用が推奨されています。それも、医療用マスクや、埃除けのマスクではダメだそうです。“particulate respirator(微粒子対応の保護マスク)” で、「NIOSH(国立労働安全衛生研究所)」「N95」「P100」と書かれているものがふさわしいとのこと。ストラップも、1本ではなく2本式が推奨されています。

アメリカでは普段ほとんどマスクをつけている人を見ませんが、さすがにこの空気ではマスクも必須です。本格的すぎて、ちょっと怖いですが。

運転する時も要注意

あまりにも空気が悪いので、運転する時もライトを点灯するよう呼びかけられています。1000フィート先の視界が悪い時は、ライトをつけるようにとのこと。

自分はもちろん子どもが心配ですし、シアトルの貴重な夏が煙で終わってしまうなんて悲しすぎるので、早く元に戻って欲しいです。

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