米政府機関が閉鎖!のニュースで何度も耳にした「resolution」の意味とは?

アメリカでは、10月1日に政府機関が閉鎖となりました。


United States Capitol
そのニュースを観ていたところ、”resolution” という単語を何度も耳にしました。下の映像でも、

wish that I could say that we are closer to a resolution today than we were yesterday, but I can’t.(0:43)

The resolution is adopted.(1:34)

というところで登場しています。

ポイント

“resolution” は「決議」という意味です。

resolution | Macmillan Dictionary

  1. [COUNTABLE] a formal proposal that is considered by an organization and is usually voted on at a meeting
  2. [UNCOUNTABLE] the action of solving a problem or dealing with a disagreement in a satisfactory way
  3. [COUNTABLE] a serious decision to do something
  4. [UNCOUNTABLE] the quality of being determined
  5. [UNCOUNTABLE] the amount of detail that you can see on a television or computer screen, or in a photograph

(ちなみに、以前『英語で「新年の抱負」は何と聞く?& 何と答える?』という記事で紹介した “resolution” は、3. の意味になります!)

つまり、前半は「昨日よりも決議に近づいていると言えたら良かったんですが、言えません」、後半は「決議が採択されました」と言っていたのでした。

補足

というわけで、政府期間閉鎖によって一体どんな影響があるのか、表にしてみました。

×
郵便局 平常通り
パスポート 発行継続
アメリカ大使館 平常通り
国立公園 休園(キャンプをしていた人たちは2日以内に退園)
美術館 国立は休館(スミソニアン博物館、スミソニアン国立動物園、ホロコースト記念博物館など。)自由の女神も公開中止。
社会保障(Social Security)給付 継続
メディケア(高齢者向け医療保険制度)給付 継続
失業給付(unemployment benefits) 継続
学校昼食プログラム 10月中は継続
退役軍人給付 10月中は継続
連邦職員 全210万人の職員のうち、80万〜100万人が自宅待機
大統領の給料 継続($400,000)
連邦議院の給料 継続

その他、いろいろ影響が出ています。


そもそも何でこんなことが起こったかというと、アメリカの財政年度(fiscal year)は9月締めなんですが、与野党の対立によって10月以降の予算案がまだ成立してないんですね〜

成立するまでは、お金が使えない → 政府機関閉鎖

となっているようです。つまり、大統領が予算案に署名をするまでは、この状態が続きます。

私はこのニュースを聞いた時に「えっ、アメリカ大丈夫!?」とめちゃびびったんですが、アメリカでシャットダウンが起こるのは17年ぶり(前回はクリントン大統領が任期中の1995年12月から翌年1月にかけて21日間シャットダウンしていたそうです)ということで、初めてではないらしく、現段階ではまだ平然としている人が多いです。ジェガーさんも普通で、「日本はそういうのないんや〜」という反応。

「ないない。だからびっくりやねんけど」
「こっちからすると、数年でころころ首相が変わるのもびっくりやけどな〜」

・・・それは、こっちもびっくりです。