「これです」ではない “This is it.” の意味とは?
今シーズンもプレーオフ進出を果たしたシアトルのアメフト・チーム『シアトル・シーホークス』。先週は準決勝進出をかけた試合を友人宅で観戦していたのですが、見事に快勝し、2年連続スーパーボウル(Super Bowl)進出への希望が見えてきました。
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— Riho (@tsukaueigo) January 11, 2015
そういえば、昨年のスーパーボウルの試合も同じ友人宅で観戦したな〜と思っていると、試合前にみんなが “This is it!” と言っていたのを思い出しました。
“This is it.” は、日本人にとってはややニュアンスの理解が難しいところでもありますが、『英語 with Luke』のルークさんがネイティブ視点でわかりやすく説明されていたので引用します。
基本的に「this is it」には二つの意味があります。それは、毎日ネイティブが耳にする「which is it?」という質問の答えです。そして、自分や自分の友達を励ます時に使う意味もあります。まず、ネイティブが毎日使う「this is it」の意味に焦点を合わせましょう。それは日本語に訳すと単に「これですよ。」という意味です。物を指差している時に、ネイティブはこのフレーズをよく使います。
二番目の意味は「まさにこれ」、「さあ、いよいよだ」や「これはチャンスだ」です。つまり、誰かが最後の戦いや最後のチャレンジに立ち向かう時にこのフレーズはぴったりです。「Here we go!」という英語のフレーズとは色々な共通点があるのです。
スーパーボウルにおいても、それさえ勝てば優勝なわけで、”This is it.” を使うのにふさわしい場面と言えると思います。実際、”This is it.” と言う人たちの語気はかなり強かったです。
そして、このニュアンスを知っていると、マイケル・ジャクソンさんの映画のタイトル『マイケル・ジャクソン This Is It 』(2009)も、すごく腑に落ちます!
そして、先日観た映画『フォックスキャッチャー 』の予告でも、主人公が兄に向かって力強く “This is it.”(0:48)と言っていました。
このセリフのくだりは、日本語の字幕では「これは大チャンスだ」に翻訳されていました!