スティーヴン・ホーキング博士と愛を描く映画『博士と彼女のセオリー』
イギリスの物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた『博士と彼女のセオリー 』を観てきました。
スティーヴン・ホーキング博士を支えた人
スティーブン・ホーキング博士は、21歳の時に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症。ALS は、今年『アイス・バケツ・チャレンジ』で改めて認知度が高まった病気です。
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博士は当初余命2年と診断されましたが、御年72歳となる現在もご健在。
映画は、ジェーン・ワイルドさんが2008年に出版した『Travelling to Infinity: My Life with Stephen』という著書が元になっています。
映画はジェーンさんの視点ではなく客観的に描かれますが、2人を見ていると、ホーキング博士にとっての生きる希望がまさにジェーンさんであることを感じずにはいられません。
ホーキング博士は後半、ジェーンさんとの関係において重大な決断をしますが、それも本当にジェーンさんのことを愛していて、ジェーンさんの幸せを考えた上での決断だったことが伺えます。
2人は今も仲が良く、映画の撮影現場にも揃って足を運んでいました。
予告編でも流れるスティーブン・ホーキング氏の名言が、改めて胸に残ります。
エディ・レッドメインの熱演
私にとってこの映画の楽しみの一つはエディ・レッドメインさんでもあったのですが、期待していたエディ・レッドメインさんの演技があまりにも素晴らしく、ハートを射ぬかれるどころか度肝を抜いた私。
撮影は時間軸ではなくロケ場所の都合に沿って進んだため、1日に「病気前のスティーブン・ホーキング博士」と「杖で生活するスティーブン・ホーキング博士」、「車いすで生活するスティーブン・ホーキング博士」の3パターンを演じていたそうです。もはや一人3役・・・
エディ・レッドメインについては、『レ・ミゼラブル 』を観た時からイケメンやな〜と思っていましたが、何を演じても本当かっこいいです。
その後、オスカーで見事、主演男優賞受賞されました!