スティーヴン・ホーキング博士と愛を描く映画『博士と彼女のセオリー』

イギリスの物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた『博士と彼女のセオリー 』を観てきました。

スティーヴン・ホーキング博士を支えた人

スティーブン・ホーキング博士は、21歳の時に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症。ALS は、今年『アイス・バケツ・チャレンジ』で改めて認知度が高まった病気です。

博士は当初余命2年と診断されましたが、御年72歳となる現在もご健在。

ホーキング博士は1942年生まれ。オックスフォード大学に17歳で入学。1962年にケンブリッジ大学で大学院生となったが、63年(21歳のとき)に筋萎縮性側索硬化症(ALS)で余命は2年と診断された。発症前からつきあっていた妹の友人ジェーン・ワイルドと1964年に婚約、1965年に結婚。通常、発症から5年程度で死に至る病気だが、途中で進行が急に弱まり、発症から50年以上たっても健在でいる。

「ホーキング博士の恋愛」を描く映画(予告編動画あり) « WIRED.jp

映画は、ジェーン・ワイルドさんが2008年に出版した『Travelling to Infinity: My Life with Stephen』という著書が元になっています。

映画はジェーンさんの視点ではなく客観的に描かれますが、2人を見ていると、ホーキング博士にとっての生きる希望がまさにジェーンさんであることを感じずにはいられません。

ホーキング博士は後半、ジェーンさんとの関係において重大な決断をしますが、それも本当にジェーンさんのことを愛していて、ジェーンさんの幸せを考えた上での決断だったことが伺えます。

2人は今も仲が良く、映画の撮影現場にも揃って足を運んでいました。

予告編でも流れるスティーブン・ホーキング氏の名言が、改めて胸に残ります。

人間の挑戦に限界はない。どんなにひどい人生に思えても、生きていれば希望がある。

(There should be no boundaries to human endeavor. However bad life may seem, while there is life, there is hope.)

「ホーキング博士の恋愛」を描く映画(予告編動画あり) « WIRED.jp

エディ・レッドメインの熱演

私にとってこの映画の楽しみの一つはエディ・レッドメインさんでもあったのですが、期待していたエディ・レッドメインさんの演技があまりにも素晴らしく、ハートを射ぬかれるどころか度肝を抜いた私。

撮影は時間軸ではなくロケ場所の都合に沿って進んだため、1日に「病気前のスティーブン・ホーキング博士」と「杖で生活するスティーブン・ホーキング博士」、「車いすで生活するスティーブン・ホーキング博士」の3パターンを演じていたそうです。もはや一人3役・・・

エディ・レッドメインについては、『レ・ミゼラブル 』を観た時からイケメンやな〜と思っていましたが、何を演じても本当かっこいいです。

 

追記

 

その後、オスカーで見事、主演男優賞受賞されました!