「アンケート」は英語で何と言う?
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Martin Luther King, Jr.)牧師ではありませんが、私には夢があります。英語で本を書くことです。
えらい大それた夢ではありますが、わりとけっこう本気なので、最近は実現化に向けて人にも公言するようにしています。
すると、知人を通して、こちらのライターさんが集まるコミュニティを紹介してもらいました。小説を書く人から記事を書く人、詩を書く人まで、いろいろなタイプの「書く」人が集まっているそうです。誘ってくれたのはヴィクトリアさんという女性で、フェミニズムについて文章で発信している方。
「『Hugo House』っていう、もともと mortuary やったところやねんけど、そこで定期的にクラスとかイベントとか開いているから、行ってみたら?」
「”mortuary” って何でしょう?」
「遺体安置所」
「!」
一瞬耳を疑いました。そんなとこで集まってるんかい・・・!めっちゃホラーです。私はホラーが大の苦手なので、もう足がすくんできました。でも、こちらのライターさんが集まるコミュニティが一体どんなものか気になるので、勇気を振り絞ってまずはイベントに行ってみることに。
私が行ったのは、文章のプロが文章について教えてくれる講演イベントです。テーマは「文章の構成と構造について」。ヴィクトリアさんに教えてもらった場所にどきどきしながら行ってみると、ありました。
入口だけ見ると、普通の家みたいです。ここが元遺体安置所なんて、信じられません。中には、外観からは想像できないような、綺麗なシアターもありました。
私はちょっと早めに着いたので、この写真を撮った時はまだ全然人がいませんでしたが、イベントが始まるとほぼ満席に。前半は講演者が文章の構成と構造について買いた自著を一部朗読するという内容で、けっこう難しかったですが、後半は Q&A 中心で楽しめました。
その後、会場を出る時に、アンケート用紙を発見。”Please leave your surveys here” という表記も目にしました。
ポイント
「アンケート」は英語で “survey”、あるいは “questionnaire” と言います。
- a set of questions that you ask a large number of people or organizations
- an examination of an area of land in order to make a map of it
- a general examination of a subject or situation
- an examination of something to see how good its condition is
questionnaire: a set of questions that a lot of people are asked as a way of getting information about what people think or do generally
意味は一見似ていますが、ニュアンスは少し違うのがポイント。
“questionnaire” は、基本的に文字形式のアンケート調査を指します。Longman Dictionaries にも “written set of questions which you give to a large number of people in order to collect information” と書いてありました。
questionnaire: written set of questions which you give to a large number of people in order to collect information
一方、”survey” はもう少し範囲が広くて、文字形式以外に、「電話調査」や「インタビュー調査」などの音声形式のアンケート調査も含みます!
補足
というわけで、私は時間がなくてアンケートには答えられなかったのですが、帰宅後ヴィクトリアさんにはすぐ「イベントめっちゃ良かったです!また行ってみます〜!」とメールを送ると、すぐ返事が。
「良かった!実は今度の月曜にオープン・マイクがあって、それに出ようと思うんやけど、良かったらそれも見に来てや!」
オープン・マイク(open mic)とは、誰でもステージに立って自分の芸や作品を発表できるイベントのこと。映画などを観ていても、コメディアンの卵などがバーのオープン・マイクに参加してコメディを披露しているシーンなどがよく見られます。
でも、まさか文学バージョンもあるとは思いませんでした。案の定、好奇心につられて見に行ってきたので、その様子はまた後日書こうと思います。