知らない人に使われる「sir」「ma’am」の意味とは?

街を歩いていると、ホームレスに “Excuse me, ma’am, can you give me some change?” と話しかけられました。

ポイント

“ma’am” は、”madam” の省略形です。

ma’am | Macmillan Dictionary

  1. [AMERICAN] used for talking politely to a woman whose name you do not know
  2. [BRITISH] used for talking to a queen, princess, etc. or to a woman of high rank in the police or the military

(イギリスでは、日常生活で使われるというよりは、かしこまった場で使われるんですね〜)

男性に対しては、”sir” が使われます。

sir | Macmillan Dictionary

  1. [SPOKEN] used as a polite way of speaking to a man. This word can be used by someone who works in a store or restaurant for speaking to a customer, by someone speaking to a senior officer, or by someone speaking to another person whose name they do not know
  2. [BRITISH][SPOKEN] used by students for talking to or about a male teacher
  3. used before the name of a man who is a knight or baronet

(こちらもイギリスでは、男の先生への呼びかけに使われることはあるみたいです。)

つまり、ホームレスは知らない私に「すみません、小銭をくれませんか?」と話しかけていたのでした。路上ではよくこんなふうにホームレスが物乞いをしています。

補足

“sir” は軍隊でも使われます。多忙になる前にジェガーさんと観に行った映画『オール・ユー・ニード・イズ・キルEdge of Tomorrow)』でも、トム・クルーズ(@TomCruise)さんが “Can I help you, sir?” と言われていました。

ちなみに、日本語字幕版では「どうしたんだ?」(0:24)となっていました!

ジェガーさんは観たい映画があるといつもプレゼンをしてくるのですが、私は最初『Edge of Tomorrow』というタイトルが胡散臭く聞こえて、あまり興味が持てませんでした。

「日本の小説が原作やのに!?」
「日本人やからって『日本の小説が原作』に食いつくとは限らへんで」

ところがその後、いつものようにいろんな映画レビューを読んでいたところ、こんな風に書かれているのを発見。

Tom Cruise stars in this cleverly crafted and propulsively executed sci-fi thriller about a soldier forced to relive the same day over and over again.

(トム・クルーズが主演するのは、同じ日を何度も繰り返して生きざるを得ない兵士を描く、非常によく創られたテンポの良い SF スリラーだ。)

via ‘Edge of Tomorrow’ Review: Tom Cruise Stars in ‘Groundhog Day’-Style Action Movie | Variety

私はスリラーが好きなので、SF スリラーと書いてあるだけで興味津々。しかもループものは『世にも奇妙な物語』みたいでますます好奇心をそそられます。SF スリラー版『恋はデジャ・ブ(Groundhog Day)』(1993)といったところでしょうか。
恋はデジャ・ブ [DVD]
「やっぱり『Edge of Tomorrow』観るわ」
「おっ」
「最初から SF スリラー版『Groundhog Day』って言ってくれてたらすぐ飛びついてたのに!」
「そうか、そう言えばプレゼン成功してたんか!」

SF スリラー版『Groundhog Day』は、めちゃ面白かったです。原作は、桜坂洋さんのライトノベル小説『All You Need Is Kill』。
All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
“ギタイ” という謎のエイリアンによって滅亡寸前に追い込まれた近未来の地球が舞台で、いきなり最前線に送り込まれることになったケイジ(トム・クルーズ)が、生死を繰り返す無限ループにはまるというストーリーです。ケイジがさまざまな状況で瞬殺される様子がコメディ・タッチで描かれていたのが、個人的にはツボでした。トム・クルーズさんとエミリー・ブラント(Emily Blunt)さんのコンビ、めちゃ良かったです。

同じ展開を何度も何度も繰り返しながら少しずつ前進するというストーリーは、私にとってはまるでスーパーマリオのゲームのようでもありました。私はマリオが下手ですぐ死ぬのですが、いくら下手でも何回もプレイしていると、だんだん下手なりにコツがつかめてきます。それをケイジが地で行く様子を見ていると、人生もそんなもんなのかもしれないと思わされました。

それについて、桜坂さんもこう語っています。

―死を繰り返すことで強くなるというのは、ゲーム的な発想だと思いますが。

僕らの人生を考えると、子供のころからゲームで遊んでるわけですが、失敗した、もう一回挑戦する、何回かやって成功したっていうのは、バーチャルなものではなくて、僕の人生の一部なんですよ。失敗したり成功したり繰り返してきたものを一本の線として過去方向に見たときに、それはストーリーになるのではと思いました。

via 日本発ライトノベルがトム・クルーズ主演で映画化 原作者・桜坂洋さんインタビュー – 週アスPLUS

―何度も生き返ることができるループは、生命を軽んじてるようにも思えますが、むしろ生と死を繰り返すことで、生きる意味が見えてくる物語ですね。

何回も繰り返せるという見方はまちがっていて、物語の中では死んでも生き返れますが、そこから読み取れるのは死んだら終わりってことです。成功と失敗を僕らは繰り返す、繰り返しそのものが我々の人生なんです。

via 日本発ライトノベルがトム・クルーズ主演で映画化 原作者・桜坂洋さんインタビュー – 週アスPLUS

映画を観た後で改めて考えてみると、これだけのハリウッド大作の原作が日本人というのは、やっぱりめちゃくちゃすごいです!

英語のタイトルも『All You Need Is Kill』にすれば良かったのに〜