世界初の VR 専門学校が開校!?の記事で目にした「novelty」の意味とは?

昨日『似ているけどちょっと違う!?「sympathy」と「empathy」の違いとは?』という記事でジェガーさんと VR(virtual reality)映画祭に行ったことを書きましたが、ちょうど同時期にジェガーさんが全米初の VR 専門学校『Chronos VR Development School』を取材していて、その記事も最近公開されたのでさっそく読んでみました。

すると “novelty” という単語が2回出てきました。

The technology is not fundamentally different than it was the first time around when we collectively decided it was simply an interesting novelty.

via I Went to School In Virtual Reality | Motherboard

Even believers must concede that VR is still only a novelty in its current state.

via I Went to School In Virtual Reality | Motherboard


“novelty” は「目新しいもの」という意味です。

novelty | Macmillan Dictionary

  1. something new and unusual
  2. the excitement or interest that something new or unusual creates
  3. [USUALLY PLURAL] a small inexpensive object such as a toy or piece of jewelry

(3. はいわゆる「ノベルティグッズ」などで日本語でも馴染みがありますね!)

つまり前半は「技術自体は本質的には私たちが VR を総じて面白く目新しいものだと判断した当初から変わっていない」そして2つ目は「VR の信奉者たちですらまだまだ現状において VR が目新しいものであることを認めざるを得ない」と書かれていたのでした。


まさか全米初の VR 専門学校がシアトルで開校するとは思いませんでしたが、ジェガーさんも VR コミュニティのネット掲示板でたまたま開校の情報をゲットしたとのこと。

Chronos (not to be confused with the atmospheric VR role-playing game of the same name) claims to be the first school in the world to be entirely dedicated to development training for virtual reality. It’s the brainchild of Ricardo Parker, a former web developer and now tech entrepreneur whose plans extend beyond the school and into a supposed future society that is utterly transformed by virtual reality in every way.

(『Chronos』(同名の趣深い VR ロールプレイングゲームと混同しないように)は、仮想現実の開発訓練に完全特化した世界初の学校を謳っている。元ウェブ開発者、現在は技術起業家として、学校開校にとどまらず何もかもが仮想現実によって完全に変化する未来社会を見据えるリカルド・パーカー氏が生み出した。)

via I Went to School In Virtual Reality | Motherboard

学校といっても、まだ VR の歴史は浅く、学校で習うような VR の原則すらまだ確立していません。

Where others are simply thinking about what games and experiences can or cannot be made using this new tech, Parker is preoccupied with a sort of transcendent life that an idealized virtual reality will ultimately bring about in the far future.


via I Went to School In Virtual Reality | Motherboard

パーカー氏が考える未来社会というのは、仮想現実世界が存在していて、その仮想現実社会の中で経済が回っているという世の中。SF 小説『スノウ・クラッシュ(Snow Crash)』(1992)に出てくる「メタバース(Metaverse)」や、『ゲームウォーズ(Ready Player One: A Novel)』(2011)に出てくる「オアシス(the Oasis)」のような未来が近いそうです。

この VR 専門学校は開校したてで、まだ最初のクラスが行われたばかり。クラスメイトは全部で7名で、使用するのはゲームエンジン『Unreal Engine V』だそう。クラスは他にもゲーム・アニメーションとアートの2つが用意されていて、いずれも1回4時間、週1回×8週のスケジュールとなっています。授業料はそれぞれ1250ドルと1050ドル。

講師はパーカー氏以外にあと3人いるみたいですが、いずれもまだまだ開発経験途中。しかし、前述の通り、歴史の浅い VR 業界にはそもそもベテランすらまだ存在しません。

The new wave of virtual reality is so new that it isn’t possible for anybody to have more than two or three years experience developing for it, as the first modern VR goggles weren’t available for developers until January 2013. And since dedicated VR goggles are not yet commercially available, no one has experience shipping commercial applications for VR.

(仮想現実の新たな波はもはや新しすぎて、最初の現代的な VR ゴーグルが開発者向けに発売されたのが2013年1月なので、まだ開発経験が2、3年ある人自体、世の中に存在しない。さらにまだ VR 専用ゴーグルが一般発売されていないため、VR 向けの大衆アプリをリリースした経験のある人もいないのだ。)

via I Went to School In Virtual Reality | Motherboard

パーカーさんはブラジル出身で、幼い頃からゲームやコンピュータに触れ、地元サンパウロのスーパーでコンピュータ雑誌を購入した時に Microsoft の写真を見てシアトルに憧れたそうです。そして実際に、1996年にシアトルに移って Microsoft に就職したという経歴の持ち主。

Now, as a VR entrepreneur, inspired by sci-fi, the problem Parker immediately encountered when embarking on his goal to create the Metaverse is that there are not presently a large supply of people who know how to develop for VR. Hence the Chronos VR Development School: from here Parker can spread the gospel of the new age of virtual reality that he insists is coming, training individuals—and potentially hiring promising students onto his projects. Though he emphasises he doesn’t promise jobs.

(いまや SF に影響を受けた VR 起業家として、パーカー氏が「メタバース」創造計画に踏み出すやいなやぶつかった問題は、VR の開発方法を知っている人が現状あまりにも少ないということである。そこで『クロノス仮想現実開発学校』だ。ここからパーカー氏は自らが提唱する仮想現実の新時代の信条を繰り広げ、個々を訓練し、可能であれば将来性のある学生を自分のプロジェクトに採用するつもりである。ただし職が約束されているわけではないと彼は強調する。)

via I Went to School In Virtual Reality | Motherboard


でも、VR の専門学校まですでに登場しているというのはとても面白いです。