温度計の表示で目にした “lukewarm” の意味とは?

5月5日といえば私は一番に「こどもの日」を思い出すのですが、アメリカでは5月5日は “Cinco de Mayo” です。

What is Cinco de Mayo?:
Literally “the Fifth of May,” Cinco de Mayo is a Mexican Holiday celebrating the Battle of Puebla, which took place on May 5, 1862. In 1861, France sent a massive army to invade Mexico, as they wanted to collect on some war debts. The French army was much larger, better trained and equipped than the Mexicans struggling to defend the road to Mexico City. It rolled through Mexico until it reached Puebla, where the Mexicans made a valiant stand, and, against all logic, won a huge victory. It was short-lived, as the French army regrouped and continued; eventually taking Mexico City, but the euphoria of an unlikely victory against overwhelming odds is remembered every May fifth.

Cinco de Mayo is a big deal in Puebla, where the famous battle took place but it really isn’t as important as most people think. September 16, Independence Day, is a much more important holiday in Mexico. For some reason, Cinco de Mayo is celebrated more in the United States of America, by Mexicans and Americans alike, than it is in Mexico. One theory for why it is more popular in the USA is that at one time, it was celebrated in all of Mexico and by Mexicans living in former Mexican territories such as Texas and California. It was ignored in Mexico after a while but still celebrated north of the border, which never got out of the habit of remembering the famous battle.

(”Cinco de Mayo” はスペイン語で「5月5日」という意味。1862年5月5日にあったプエブラの戦いを祝う日で、メキシコでは祝日になっています。本国メキシコでは9月16日の独立記念日の方が盛大に祝われるため、プエブラ以外のメキシコでは次第に “Cinco de Mayo” の存在感が薄くなっていったそうですが、元メキシコ領だったテキサス州やカリフォルニア州では “Cinco de Mayo” が祝われ続け、今では全米でメキシコ以上に “Cinco de Mayo” が盛り上がっているそうです。)

Facts about Cinco de Mayo – Cinco de Mayo, the Basics

というわけで “Cinco de Mayo” を祝いに、前から気になっていたメキシカン・レストランに行ったところ、普通に入場制限をしていました。しかも入口で入場料10ドル取っています。

「ありえへん」

ジェガーさんは人ごみが苦手です。あっさり「帰ろ」となりました。

「あっでもそういえば、家の近くにもなんかメキシカン・レストランなかった?」
「あ、ある。しかもあの店、従業員みんなメキシコの人っぽかった。」

せっかくやし行ってみよか、ということで、行ってみたところ、その店もめっちゃ繁盛していました。案内されたテーブルには、”Cinco de Mayo” ならぬ “Corona de Mayo” の広告が。

裏には、なんか温度計もついていました。

そこに “lukewarm” と表記されていたのが気になりました。

 

“ポイント”/

 

“lukewarm” は「ぬるい」という意味です。

lukewarm | Macmillan Dictionary

1. not hot or cold enough to be enjoyable
2. not very enthusiastic or interested

(2. のように、温度以外に使われると「ほどほどの」といった意味になるんですね〜)

lukewarm | Macmillan Dictionary

つまり、温度計には上から「熱い & 準備OK」「熱気上昇中」「ぬるい」「冷えきった」と表記されていたんですね!

 

おまけ

 

面白いな〜と言いつつ、この広告にすっかり洗脳されて、普段めったにお酒を飲まないのに「お飲みものどうされますか?」と聞かれて調子よく “Corona de Mayo!” と言ってしまった私。

でもコロナは、ライトな味わいと絞ったライムの風味がけっこう好きだったりします。

飲みながら試しに温度計の黒い部分に親指をあてて見たところ、ちょっと緑っぽくなった気がしました。「見て見て!」と言うと、ジェガーさんも挑戦。でも、すでにお酒をコップ半分くらい飲んでいるはずなのに、どんなにぎゅーっとやっても、変化がありません。

「壊れたんちゃうん」
「ぎゅーっとしすぎたかも」
「っていうか、うち、今顔めっちゃ熱いねんけど」

こっちを振り向いたジェガーさん、びっくり。私の顔が真っ赤です。

「えっ、こんなけしか飲んでへんやん!」

そして、思い出したように “Corona de Mayo” の広告の裏にあった温度計をほっぺたにあててきました。

「うわっ!ブルーになった!」

さっきまで壊れたかと思うくらい真っ黒だった温度計が、一気に真っ青に変化しています。

「”HOT & READY” や!」

まさかほっぺたに反応するとは思いませんでしたが、温度計、全然壊れていませんでした。

「もううちコロナええわ」
「だからコロナ全然減ってへんって!」

結局、残りのコロナは全部ジェガーさんに飲んでもらったのですが、ジェガーさんは私の残りのコロナを全部飲み干しても、まだ “STONE COLD” でした。

ジェガーさんは、飲める口です。

Cinco de Mayo にぜひ