『GODZILLA』(2014)公開前に観ておきたい『ゴジラ』(1954)
アメリカでは今月16日に、新作『GODZILLA ゴジラ 』が公開されます。
【日本語字幕付きはこちら】
「GODZILLA」予告2 | YouTube
私は特撮系はあまり興味がないのですが、先日夫ジェガーさんがこんな話を持ち出してきました。
「今映画館で、怪獣映画フェスティバルやってるらしいねん」
「怪獣映画フェスティバルって、えらいまたマニアックなフェスティバルやな」
「そこでな、オリジナルのゴジラ上映するらしいねん」
「オリジナルのゴジラって・・・」
「1954年に公開されたやつ」
不覚にも、興味を持ってしまいました。私は1954年公開のゴジラをまた観たことがありません。聞くと、ジェガーさんもまだ観たことがないそうです。
「めっちゃ観たいねん」
「確かにそれは観たいかも」
というわけで、ジェガーさんとオリジナルのゴジラを観てきました。
正直、思っていたよりめっちゃ面白かったです。
ゴジラ誕生の裏話
私はゴジラが現れるきっかけとなったのが水爆実験だったことすら知らなくて、ゴジラは勝手に現れて勝手に人間を襲っていたと思っていたのですが、ちゃんと理由があって現れていたんですね。
1954年11月公開の『ゴジラ』が当時の日本人にとって衝撃的だったのは、その半年前に起こった第五福竜丸事件と関係していると言われる。マグロ漁船、第五福竜丸は、米軍がビキニ環礁で行った核実験の死の灰を浴びて、乗組員が死亡した。広島・長崎の原爆投下から十年も経たないうちに日本人がまた核兵器の犠牲になり、しかも今度は原爆よりも強力な水爆だという。
ゴジラを呼び寄せたのが人間の所業だったとは・・・ゴジラさんのこと、いろいろ誤解していました。
『GODZILLA』の設定
ほな今度公開される新しい『GODZILLA ゴジラ 』は一体どういう設定なのかというと、今度は原発事故が原因で現れるそうです。
新作『ゴジラ』は原発事故と津波から始まるのか。今の日本映画ができないことをハリウッドがやったな。 http://t.co/eVxyllOKRy
— 町山智浩 (@TomoMachi) April 6, 2014
なんだかこれを知ってしまうと、むくむくと新しい『GODZILLA ゴジラ 』も観たくなってきました。
『GODZILLA』というのは、実は私たちが目を向けたくない事実を擬人化したものなのかもしれません。
新しい『GODZILLA ゴジラ 』がどこまで踏み込むのか、注目です。
祝・60周年!
ゴジラ 東宝公式サイト ~GODZILLA 1954-2014 60th~