私が年明け一番に学んだ英単語「enervate」の意味とは?

私のいるところは、冬場は特に天気が悪い日が多いのですが、今年の元日はめちゃめちゃ良い天気でした。年明けからこんなに天気が良かったら、もう走るしかありません。



ジェガーさんはまだ寝ていたので一人で家の近くにある海辺の公園を走ってみたところ、元日に走っている人が多く、みんなすれ違うと口々に “Happy New Year!” と挨拶を交わしています。

私も気持ちよく他のランナーと挨拶を交わしながら、爽やかに帰宅すると、ぽかんとしているジェガーさん。

「走ってきたん!?」
「元日からめっちゃ天気良かったから」

ここ数ヶ月は忙しく、天気が良くても全然走っていなかったので、ジェガーさんが見るからに心を打たれています。

「久しぶりに走ったら、めっちゃ気持ち良かったわ。やっぱり忙しくても走らなあかんな」

そこでジェガーさんと話し合い、平日は夜11時に寝て朝6時に起き、20分だけでも外を走ることにしました。私はもともと中高陸上部で、しかも長距離で、走る時はいつも最低でも30分は走るので、20分なんて走っていないに等しい感覚です。でもジェガーさんに「どれだけ走るかより、まずは走ることをもう一度習慣化する方が大事」と言われたのと、平日の朝は20分でも貴重な時間なので、ジェガーさんに同意してまずは20分だけ走ってみることにしました。ところが翌朝。

「起きやー!」
「・・・」

私は朝がめっちゃ弱いです。どんなけ夜11時に寝ても、7時間睡眠でも、朝6時に起きるのは「まだ早い」気がして仕方ありません。一方ジェガーさんは、寝る時はいつまででも寝てるくせに、起きると決めたら目覚ましが鳴った瞬間に起きはります。

「走るでー!」
「なんで起きた瞬間からそんな元気なん・・・」

文句を言いながら少しでも長く布団の中にいようと粘っていると、服を着替えたジェガーさんが「はっはっ」と腹筋する声が聞こえてきました。寝ようと思っても、腹筋の声が耳に入って寝つけません。諦めてベッドから出ると、ジェガーさんが「はよ着替えや、行くでー!」と言ってきました。

よろよろしながら着替えて外に出ると、真っ暗です。合宿の朝みたいです。家の前の坂を数ブロック走って折り返したら20分でもけっこう良い運動になるやろ、というジェガーさんの提案で走り始めたのですが、まだ完全に目が覚めていないので坂がきつすぎます。

どちらからともなく走りながら「タータータータタタータタター」と映画『ロッキー(Rocky)』(1976)のテーマソングを歌い出し、最後は目に見えない群衆を引き連れて感動のゴール。

でも、その翌日も私はなかなか起きられませんでした。

「起きやー!」
「・・・」

すると「タータータータタタータタター」とジェガーさん。「タータータータタタータタター」と私。ロッキーにさえなれば、布団から出るのもお茶の子さいさいです。

その日もなんとか20分走りきりました。

でもジェガーさんにとっては私の寝起きの様子が面白かったらしく、後でこんなメモをくれました。
enervated
私は全然覚えていないのですが、ジェガーさんが “It’s 6AM. Time to exercise!(6時やで!運動するで!)” と言ってきた時、私は布団にまるまりながら “I need to gradually get used to this.(うちはぼちぼち慣れなあかんねん)” と言ったそうです。

それを見てジェガーさんは “enervate(無気力にさせる)” という単語がぴったりやと思ったそう。

enervate | Merriam-Webster Dictionar

enervate: to make (someone or something) very weak or tired

(人や物をひ弱にしたり、疲れさせたりする、という意味なんですね。)

悔しかったので、週末も夜11時に寝て朝目を覚ましたらすぐ走りに行きました。

私の住んでいるところは今は朝8時前に日が昇るので、走っていると空がめちゃ綺麗です。
morning sky
ブログを毎日続けるのが今は当たり前になっているように、毎日11時に寝ることと毎朝走ることが当たり前になればあとはこっちのものなので、ジェガーさんの協力のもとこつこつリズムを整えていきたいと思います。