ドバイではギネス記録も更新!世界の年越し花火と、私たちの年越し花火

私が一年で最も時差を感じるのは、年明けです。なぜなら、私が大晦日の朝に起きて「ついに今日で今年も終わりか」と感慨にふけっている時、日本ではすでに新年を迎えているからです。

2014 New Year 2

大晦日に日本にいる家族と Skype をした時には、「明けましておめでとう」と言われて「こっちはまだ明けてへんけどな」とついついしょうもないつっこみも入れてしまいました。

ちなみに、世界で最も早く年明けを迎える主要都市は、ニュージーランドのオークランド(Auckland)だそうです。

オークランドは現在サマータイム中で、日本よりも4時間早いです。


その次は日本なんじゃないかと思いますが、AP 通信の『New Year Celebrations』を見ると、アジアからは香港の映像だけ載っていました。

ちなみに香港は日本より1時間遅いです。

その次に AP 通信で紹介されていたのは、アラブ首長国連邦(UAE)の商都ドバイ。約50万発の花火を打ち上げ、「世界最大の花火」としてギネス記録を更新しました。

地元紙ナショナルによると、コンピューター約100台を使って約400カ所からの打ち上げのタイミングを制御し、6分間の光のショーを演出した。ヤシをかたどった巨大な人工群島パーム・ジュメイラが浮き上がるように花火が上がると、見物客から大歓声が上がった。これまでの最大は2012年のクウェートで、海岸線約5キロで約7万8千発が打ち上げられた。

via ドバイ花火50万発 堂々のギネス更新 | 朝日新聞デジタル(1.2.2014)

ちなみにドバイは日本より5時間遅れて新年を迎えました。

また、ヨーロッパではドイツとロンドンの2ヶ所が AP 通信で取り上げられていました。


なんと、ロンドンの花火は、「味わえる」花火やったそうです。

大みそかのロンドンでは、フードアーティストのハリー・パー氏とサム・ボンパス氏が1年かけて作り上げた、見るだけでなく、味も楽しめる花火が打ち上げられた。花火にはバナナ味の紙吹雪状の菓子が仕込まれており、花火が打ち上げられるとロンドンの人々は舌を出して甘い紙吹雪の味を楽しんだ。

via 世界各地で新年を祝う催し、ロンドンで「味わえる」花火も (1/2) | CNN.co.jp

ちなみにドイツは日本より8時間遅れて、ロンドンは日本より9時間遅れて新年を迎えました。

そして、AP 通信で最後に紹介されていたのはアメリカ。ニューヨークは日本より14時間遅れて新年を迎えました。

アメリカは、新年を迎える瞬間に隣にいる人とキスをする伝統があるので、テレビでは毎回キスのシーンが映りまくりです。

アメリカの年明けの瞬間をテレビなどで見ていると、よくカップルがキスをしているシーンが映ることがあります。

私はてっきりいつも「さすがアメリカは年明けからアツアツやな」と思って見ていたのですが、アメリカに来てから、0時になる瞬間に隣にいる人とキスをするというのが伝統で、さらに相手が自分の好きな人だとその1年ラブラブに過ごせるというジンクスもあることを知りました。

そのため、日本ではクリスマスが近づいてくると「恋人がいないと寂しい」というような強迫観念が街中に漂い始めてくるところがありますが、アメリカでもクリスマスが終わると急にそわそわしてくる人が増えるそうです。

via The medicine will start to kick in. | Are You A Normal Japanaese Girl?(1.14.2011)

CNN には、他の都市の様子も紹介されていました。

ちなみに、私のところは日本より17時間遅れて新年を迎えました。日本はその時1月2日の夕方だったと思います。

私のいるところは「雨の街」あるいは「霧の街」として有名なのですが、なんと年が明ける瞬間に合わせて霧が発生。ジェガーさんと私は花火の上がるスペース・ニードルのすぐ近くのアパートに住んでいるので、今年はアパートの屋上から眺めていたのですが、霧で何にも見えません。
2014 New Year 1
「花火どころかスペース・ニードルも見えへんやん」

しばらくすると、何も見えないまま花火が終わりました。

「何も見えへんかったやん!」

屋上にはアパートの住民がわらわら集まっていたのですが、みんながっかりです。すると、ふと隣のアパートの屋上らへんで花火が打ち上がりました。
2014 New Year 2
「花火やー!」

もう少しでしょぼい年越しになるところでしたが、なんとか私たちも花火が見られて良かったです。