映画『キングコング』(1933)の解説映像で耳にした「daredevil」の意味とは?

先日、『『GODZILLA』(2014)が公開される前に観ておきたい!1954年公開のオリジナル『ゴジラ』』という記事で、ジェガーさんの誘いに乗って地元の “怪獣映画フェスティバル” に行き、オリジナル『ゴジラ』を観たことについて書きましたが、その帰りに「ゴジラ良かった!」と言っていると、ジェガーさんがそっと耳元で囁きかけてきました。

King Kong

「明日はな、1933年公開の『キングコング(King Kong)』上映するらしいで」
キング・コング 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】
どうも私は年号に弱いみたいです。”1933年の『キングコング』” と言われると、すごくプレミア感を抱いてしまいます。これを逃すと、次いつ大画面で観られるかわかりません。気がついたら、翌日もジェガーさんと映画館に行っていました。

その後、映像をいろいろチェックしていると、ワーナー・ブラザースWarner Bros. Entertainment)の YouTube チャンネル(WarnerBrosOnline)にアップされていた以下の解説ビデオで、”Cooper and Schoedsack had a very daredevil background.”(0:14)と言っていました。

ポイント

“daredevil” は「命知らずの、無謀な」という意味です。

daredevil | Your Dictionary

daredevil: bold and reckless

(名詞で使われると、「命知らずの人、無謀な人」という意味になります。リンク先にはわかりやすい写真もあるので、ぜひチェックしてみてください!)

つまり、映像では「クーパー監督もシェードザック監督も向こう見ずなバックグラウンドを持っていました」と解説されていたのでした。2人とも第一次世界大戦を経験していたそうです。

補足

というわけで、『キングコング』もめちゃ面白かったです。『ゴジラ』という大作映画が終戦のわずか9年後に作られた事実にも驚愕でしたが、『キングコング』が『ゴジラ』の登場する約20年前に作られていたという事実にもびっくりです。

1933年と言えば、アメリカではフランクリン・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)大統領が第32代大統領に就任。1929年に始まった大恐慌を乗り越えるため、ニューディール政策(新規まき直し政策)を始めた年です。
FDR in 1933
つまり、まだ完全に不況から立ち直っていない頃に、『キングコング』は公開されていたんですね。製作費を上回る興行収入を記録して大ヒットした『キングコング』は、結果的に経済発展の一役を買ったことになりますが、大恐慌から間もない時期にこの映画を作るのは相当勇気のいることだったのではないかと想像します。

やはり、クーパー監督とシェードザック監督は “daredevil” です。

『キングコング』も『ゴジラ』もどちらも国の復興期に製作されていただけでなく、人間の都合に振り回されて暴れたりするところなど、共通点も多いように思いました。

そんなキングコングとゴジラが戦う『キングコング対ゴジラ(King Kong Vs Godzilla)』(1962)も、実は『キングコング』の上映された日の2本立てとして用意されていたのですが、さすがに私は疲れて、ダブル・フィーチャーはギブアップ。

一方ジェガーさんは “怪獣映画フェスティバル” がめちゃ気に入ったらしく、『中国超人インフラマン(The Super Inframan)』(1975)という映画も観に行ってはりました。

香港映画だそうですが、こんな仮面ライダーとウルトラマンの中間のようなヒーロー映画もあったんですね。

世の中には私の知らないことがまだまだたくさんあります。