よく聞くけれどもあまり品の良い言葉ではない「bullshit」の意味とは?
先週末、ジェガーさんと久々にスタンドアップ・コメディを観てきました。ジェガーさんの友人にスタンドアップ・コメディアンをしている人がいて、その人が前座を務めると言うので誘ってもらったのです。
主役は俳優でもあるスタンドアップ・コメディアンのジェイミー・ケネディさん。
@JamieKennedy joins us again in Seattle for some amazing comedy. Get your tickets at http://t.co/tlUd8S0Uoo pic.twitter.com/60aBXKpzaK
— Parlor Live Seattle (@ParlorSeattle) August 18, 2015
ジェガーさんはよく知っていましたが、私はあまりよく知らなかったので行く前に情報をいろいろチェックしていると、Facebook ページでコメディネタが一部観られるようになっていました。さっそく観てみると、ジェイミーさんがいきなり “Brunch is bullshit.” と言っていました。
Brunch is BS! #wednesdayfunny #humpday See me in Seattle this Thurs – Sat TIX here: bit.ly/1PwrOoc
Posted by Jamie Kennedy on Wednesday, August 19, 2015
“bullshit” はアメリカ人の会話でよく出てきます。でも、あまり品の良い言葉ではないので、私は使っていません。
つまりジェイミーさんは「ブランチなんてでたらめや」と言っていたのでした。Facebook の投稿には “Brunch Is BS” と書かれていますが、”BS” も “bullshit” のことです。
ちなみに “bullshit” が品の良い言葉でないのは “shit(糞)” という単語が入っているからで、人によっては “bull” で止める人もいます!
スタンドアップ・コメディアンは言葉遣いの荒い人が多く、ジェイミーさんも “bullshit” に限らず F ワードのオンパレードでしたが、観客にとってはその連発がまた笑えるらしく、めちゃめちゃ大ウケでした。
特に面白かったのは、ジェイミーさんが「最近はあれもすごいよね、シー」と言った瞬間、会場中が「ホークス!」と叫んだこと。
我らがアメフト・チーム『シアトル・シーホークス』のファンは、日本で言うと阪神タイガースのファン並に熱狂的であることで知られていて、誰かが「シー」と言うと周囲の人が一斉に「ホークス!」と叫ぶ流れが確立されています。
ジェイミーさんもそのことを知りながら「シー」で少しポーズを取ったのですが、本当に会場が「ホークス!」と叫ぶとは思わなかったみたいで、「君らおかしいやろ!」と相当びっくりしてはりました。
しかし一度シーホークスのスイッチが入ったら止まらないのがシーホークス・ファンの性。その後もジェイミーさんが舞台に立っているのをもはや忘れてしまったかのように「シー!」「ホークス!」「シー!」「ホークス!」の合唱が鳴り響き、これにはジェイミーさんも完全に圧倒されて「もう僕帰るからあと勝手にして」と拗ねる一幕も。
スタンドアップ・コメディはジェガーさんが大好きで、私もこれまで何回かジェガーさんと観に行ったことがありますが、これだけコメディアンが観客と絡んでいるのを見たのは初めてだったので、これまで見たスタンドアップ・コメディの中で一番面白かったです。観客のキャラが濃すぎて、もはや全員関西人に見えました。
前座を務めたジェガーさんの友人コメディアンのコメディも久しぶりに聞けて、アメリカに来てしばらくはコメディを聞いてもぱっぱらぱーだったのがふと懐かしかったです。