男性が主に使う「buddy」の意味とは?

ジェガーさんとバスを待っていた時に、バスから降りようとしたおっちゃんが不自由そうだったのでジェガーさんが降りるのを助けたところ、そのおっちゃんがジェガーさんに “Thanks, buddy.” と言いました。

ポイント

“buddy” は主に男性が使っています。

buddy | Macmillan Dictionary

  1. [AMERICAN] [SPOKEN] used for talking to a man whose name you do not know
  2. [INFORMAL] a friend
  3. someone who forms an arrangement with another person in which they help each other

(1. の使い方はアメリカ独特なんですね!2. のように、男友達が互いに “Hey, buddy.” と呼びかけあったりもよくしています。)

つまりバスから降りてきたおっちゃんは、名前も知らないジェガーさんに「ありがとよ」と言っていたのでした。

補足

先日ジェガーさんと観に行った映画『Steve Jobs』(日本公開未定)でも、興奮して話すスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)にスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が “You’re gonna have a stroke, little buddy.”(0:27)と言っていました。この場合は 2. の意味で使われているんですね!

この映画、『日常会話でよく使われる「get something straight」の意味とは?』でも紹介しましたが、脚本家アーロン・ソーキン(Aaron Sorkin)さんの最新作です。監督はダニー・ボイル(Danny Boyle)さん。

アーロン・ソーキンさんの脚本と言えば、映画『ソーシャル・ネットワークThe Social Network)』(2010)やテレビドラマ『ニュースルームThe Newsroom)』(2012-2014)などにも見られるように、とにかく会話中心。しかもテンポがかなり速いです。

『Steve Jobs』も例に漏れず会話中心で、相当映画に集中しないといけませんでした。私は2011年に出版されたウォルター・アイザックソン(@walterisaacson)著の伝記を読んでいたので、背景知識などを頭の中で補いながら一生懸命食らいついていましたが、ジェガーさんでもついていくのがけっこう大変だったようです。

ちなみに、映画自体も一応ウォルター・アイザックソン著の伝記『スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)』(2011)がベースになっています。

が、構成は本とは全然違います。本の方はスティーブ・ジョブズさんの生い立ちを追っていく一般的な伝記スタイルなのに対し、映画で取り上げられるのは1984年の『Macintosh』発表、1988年の『NeXT CUBE』発表、そして1998年の『iMac』発表の舞台裏のみ。

それぞれスティーブ・ジョブズが舞台に上がるまでの数十分を追っていくのですが、マーケティング・チーフのジョアンナ・ホフマン(Joanna Hoffman)やソフトウェア・エンジニアのアンディ・ハーツフェルド(Andy Hertzfeld)などとやりとりする傍ら、元恋人のクリスアン・ブレナン(Chrisann Brennan)や娘のリサ(Lisa)、Apple の共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック(@stevewoz)、1983年から93年まで Apple の CEO を務めたジョン・スカリー(@johnsculley)などと会話をする様子が目まぐるしく移り変わります。

人生の大舞台で同じ人物と定期的に会話をする様子を映し出すことで、単に生い立ちを追うのとはまた違った目線でスティーブ・ジョブズさんの人生を追うことができたのは、とても面白かったです。

アーロン・ソーキンさんも以下のインタビューでなぜこのような構成にしたかについて語っていましたが、やはり “単なる伝記映画” にはしたくなかったとのこと。脚本執筆の時点ではすでにスティーブ・ジョブズさんは他界されていたので、周辺人物にインタビューをしながら脚本を構成していったそうです。

一般大衆の視線も含め、さまざまな人たちの印象を通してあらゆる角度からジョブズさんという人物を想像することができたのは、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)の手法にも通じるものを感じました。

ちなみにスティーブ・ウォズニアックさんは、2013年に公開された映画『スティーブ・ジョブズJOBS)』はあまり好きではなさそうでしたが、今回はとても気に入っている様子。

以下の特集映像でもスティーブ・ジョブズさんとこの映画について語ってはりました。

個人的には、スティーブ・ジョブズさんの物語はすでにいろいろなところで語られすぎていて少し食傷気味のところもありますが、スティーブ・ジョブズさんとスティーブ・ウォズニアックさんの物語はもっと知りたいかもしれません!