テトリスの生みの親、アレクセイ・パジトノフさんの現在

ファミコンゲーム『スペランカー』の生みの親・スコット津村氏講演会参加レポート』という記事を書いて以来、スコット津村さんと親しくさせていただいているのですが、先日スコットさんにある方をご紹介いただきました。

その方とは、アレクセイ・パジトノフ(Alexey Pajitnov)氏。なんと、名作ゲーム『テトリス(Tetris)』の生みの親です。

(撮影:スコットさん)

現在は米・ワシントン州在住

私もかつてはまった、テトリス。いや、テトリスにはまらなかった人なんているのでしょうか?そんな伝説のゲームの製作者がまさか近くにいらっしゃって、しかも直接お会いできる日が来るとは夢にも思っていませんでした。

スコットさんによると、スコットさんがアレクセイさんの移住に協力されたそうです。

1989年頃から任天堂とセガの家庭用ゲームがアメリカで爆発的に伸びたため、日本のビーピーエスの社長だったヘンク・ブラウアー・ロジャースと共に同社の米国現地法人 (Bullet-Proof Software) をシアトルに設立、数々のソフトを発売する。旧ソビエト連邦でアレクセイ・パジトノフが開発した『テトリス』のゲームボーイ版は、米国任天堂(Nintendo of America)の協力を得てビーピーエスがライセンス契約している。ソビエト連邦崩壊直後にも彼を訪ねているが、当時ロシア経済はどん底で、強奪その他いろいろ危険な遭遇。その後アレクセイ・パジトノフが家族と共に米国移住を望んだため、Bullet-Proof Softwareの社員に招聘するなど、当時マーケティング担当者だったシーラ・バウテン(現Tozai, Inc.社長)と共に移住を実現させた。

スコット津村 – Wikipedia

今もずっと親しくされているとのことで、今回スコットさんのお宅でランチをする機会に恵まれました。

アレクセイ・パジトノフさんの愛用車

ランチの後もスコットさんの奥さんの手作りデザートをいただきながらさらに話し込んでいると、ふとスコットさんが「Tesla を運転したい」とのこと。

Tesla は、話題の高級電気自動車です。

私も名前とその存在は知っていましたが、実際に見たのはこれが初めて。スコットさんが試乗されるということで、私たちもバックシートに乗せてもらったのですが、ドアの取っ手が自動で出てくるところも、タッチパネルで何でも操作するところも、近未来感抜群です。

スコットさんによると、エンジンがないのですごく静かで、運転していてもスムーズだそうです。スコットさんの後、ジェガーさんも試乗させてもらっていましたが、やはりスムーズだと感動していました。

アレクセイさんはボンネット(hood)を開けてエンジンルームも見せてくれたのですが、エンジンがないので、すっからかん。

ジェガーさんと私は数年前に車を手放し、現在は主にバスとカーシェアリングを利用しているのですが、Tesla を見てまた車がちょっと欲しくなってきました。めちゃくちゃ高いので、当分手に入れることはできないと思いますが、車を買うならこういう車が良いです。

ちなみに、アメリカのナンバープレート(license plate)は数字とアルファベットが基本ですが、アレクセイさんのナンバープレートは TETRIS になっていました。さすがアレクセイさん!

スコットさんが撮影されたこの写真がまた最高に素敵です。スコットさん、アレクセイさん、本当にありがとうございました!