日本のジャムとちょっと違うアメリカの「jam」とは?
先日、『同じ英語でもちょっと違う!アメリカとイギリスで言い方が異なる食品』と言う記事を書いた時に・・・
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
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ゼリー | gelatin | jelly |
ジャム | jelly | jam |
と書いたのですが、一応アメリカにも “jam” は売っています。でも、日本で私がいつも食べていたジャムとは何かちょっと違うというのを、前回記事を書きながら思い出したので、改めてスーパーのジャムコーナーへ足を運んでみました。
するとジャム発見。
買ってみました。
さて、この “jam”、日本のジャムとどう違うのでしょうか。
ポイント
違いは、スプーンですくった時に一目瞭然となります。なんと、ゼリーみたいなんです。
アメリカに来て初めてジャムを買った時、普通にジャムコーナーで “jam” を買ったら「ゼリーやないか!」とめっちゃびっくりしたのを今でも覚えています。「なんやねんこれ」と思い、トーストに塗ろうと思ったら、つるーんとすべってジャムが床におちるというアクシデントも起きました。床におちても、ジャムはべちゃっとなることなく、やはりゼリーのように落ちたままの形で残っていました。
ただ、食べると味はジャムでした。
補足
上の表では日本の「ジャム」に相当するのはアメリカでは “jelly” となっていますが、実は “jelly” は “jam” よりもっとぷるんぷるんしています。
というわけで、”jelly” も買ってきました。
さっきよりも、さらにゼリーっぽいです。もうゼリーなんじゃないかと思って、ぱくついてみましたが、めっちゃウェルチのジュースの味がしました。
これはもうトーストに塗るというより、ヨーグルトとかに混ぜて食べたいです。
私のジャムのイメージといえば、つぶつぶが入っているイメージなのですが、ではアメリカに日本のような果肉入りジャムは売っていないのかというと、そういうことはありません。
前の記事の表にも書いていましたが、”preserve” というのがあります。
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
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果肉入りジャム | preserve | conserve |
わが家にあるのも、基本 “preserve” です。もう瓶の外からつぶつぶ感が感じられます。
見よ、このつぶつぶを!
というわけで、果肉なしのジャムが良い場合は “jam” で全く問題ありませんが、果肉入りのジャムが食べたい時はぜひ “jam” ではなく “preserve” を購入することをおすすめします!