友人からのメッセージに書かれていた “yay!” の意味とは?
前に東日本大震災のチャリティ・イベントに参加した時のこと。会場でなんと高校生に間違えられました。日本人女性ならよくあることです。仕方ありません。
でもそのおかげで、アメリカの高校生の友だちができました!
私を高校生だと思って話しかけてきた子は、地元の高校の外国語の授業で日本語を専攻している女子高生。きゃりーぱみゅぱみゅさん並に目がぱっちりで天然の金髪も似合っていて、お人形さんみたいです。私が高校生じゃないとわかってもめげることなく一生懸命日本語を話してくれて、私はもうずっと胸キュンでした。
その後 Facebook でつながり、先日一緒にお茶したのですが、その時に「ちょっとお願いが」と彼女が取り出したのがエッセイの原稿。なんとその翌週に日本語のスピーチ・コンテストを控えていたらしく、原稿チェックを頼まれたのです。読ませてもらって、私感動。
そこに書かれていたのは、彼女が日本語を勉強しようと思ったきっかけでした。
公園で幼い日本人の男の子が一人で泣いているのを見つけた彼女。なんとか助けになろうと思ったものの、英語で話しかけても通じず、一生懸命身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取りながらもどかしい思いを感じたそう。その時の思いをずっと持って、日本語を勉強し続けているというのです。
「高校を卒業したら日本の大学へ留学して、将来は先生になりたいんです」
エッセイに書かれている日本語は、直すところはほとんどありません。彼女が日本語の表現に困っていたところだけ数箇所手伝って、あとはいろんなことを日本語と英語でおしゃべり。
彼女はできるだけ日本語を話すよう努めていて、言葉に詰まったところを私がヘルプすると、すぐにスマートフォンを取り出してその言い回しや単語をメモしはります。私もいつもそんな感じで英語をメモしているので、「やっぱりみんな同じように学習してるんやな〜」と共感しました。
同時に見習いたいと思ったのは、日本の高校生をホームステイで迎えたり、日本関連のイベントに参加したり、私みたいな現地にいる日本人に声をかけて友達作りをしたりするなど、アメリカにいながら日本語を話す機会を積極的に作っているところ。
私は日本にいた頃、英語を勉強するといえば参考書を読んでテストを受けるばっかりで、英語を話す機会を積極的に作っていませんでした。それで英語がわかった気になって、アメリカに来てから実際に見聞きする英語と自分が “勉強” した英語とのギャップにとまどい、「思ったより英語が話せない」と嘆く羽目になったわけです。彼女と話をして、私も日本にいながらできることはもっとあったかもしれない、と思わされました。
そうして有意義な時間を過ごした翌週、彼女からメッセージが。見てみると、
Thank you for helping me with my essay! I got second place in the hardest level! Yay!
と書かれていました。
ポイント
“yay” は “yeah” と同じ意味で、カジュアルによく使われています!
yay: [Informal] (an exclamation used to express joy, excitement, etc.)
「エッセイ手伝ってくれてありがとう!(スピーチ・コンテストの)一番難しいレベルで2位になりました!やった!」と彼女は書いていたのでした。
補足
というわけで、めちゃめちゃおめでたいです。エッセイの内容がものすごくしっかりしていたので、あとは本番緊張しすぎずにスピーチしたらええトコいくんちゃうかとは思っていましたが、あっぱれです。
彼女なら絶対良い先生になれると思うので、応援していきたいです。