ホリデー・ギフトの返品のコツを紹介したビデオで耳にした「restocking fee」の意味とは?

クリスマス直前に MSN の Today で紹介されていた、ホリデー・ギフトの返品のコツ。

Christmas tree and the presents

その中で、何度か “restocking fee” という言葉が使われているのを耳にしました。

下のビデオでも、

But the restocking fees, that can add up.(1:00)

-Because the minute that box is tampered with the price will go down.
-The restocking fees.
-Exactly.(1:19)

So we talked about the restocking fees, we know those can be high, you said don’t open the package, but you also advised people not to go the day after Christmas to return their gifts.(2:02)

という場面で登場しています。

ポイント

“restocking fee” は「返品手数料」という意味です。

restocking fee | Business Dictionary

restocking fee: amount charged by a seller for accepting a returned merchandise and paying a refund

補足

私はプレゼントを返品しても良いという習慣があることを知らなかったので、アメリカに来て初めてクリスマスを迎えた時、レシートがついているプレゼントがあったのを見て驚いたのを覚えています。てっきりレシートも一緒に間違ってラッピングされたのかと思って、「レシートついたままになってますって言った方がええんかな・・・」とか、やたら焦りました。

そのレシート付きのプレゼントは確か洋服やった気がするんですが、たとえば洋服や靴なんかはせっかくあげてもサイズが合わなかったりする場合があるので、こうしてレシートを一緒にあげることで、相手が返品・交換しやすくなるよう配慮してあるんやそうです。

ただ、返品・交換にもいろいろ条件があるので、いろいろ注意しなければいけません。

<返品期間>

一般的に、電化製品は衣服よりも返品期間が短いと言われています。悩みに悩んで「やっぱりいらんわ」と思っても、その時にはもう返品できない可能性もあるので、返品するかどうかはできるだけ早く決断した方が良いようです。

  1. ターゲット(Target
  2. ターゲットの返品条件(return policy)はちょっと厳しくなっています。普通は90日間ですが、タブレット機器やパソコン、ビデオゲーム、GPS やデジタルカメラなどのデジタル製品の返品期間は、従来の45日間から30日に短縮されています。

  3. トイザらスToys “R” Us
  4. トイザらスの返品期間は90日間(ただし電化製品は45日間)。今年から開封後の電化製品の返品も受け付けるようになりました。

  5. Buy.com
  6. こちらはホリデー返品期間が1月31日から2月15日に延びています。

  7. Sears
  8. Sears はアイテムによって30〜90日間、となっています。また、商品が「使用済み」と判断された場合やオリジナルの包装がない場合など、返品条件を満たさないときは15%の返品手数料がかかります。

また、上のビデオによると、Apple は1/7(月)まで、MarshallsT.J.Maxx は1/8(火)まで、Best BuyBJ’s Wholesale Club は1/24(木)まで、Amazon.comBarnes & Noble、Overstock.com は1/31(木)まで、WalmartKmart は90日間、そして CostcoKohl’sMacy’sSam’s ClubBloomingdale’s は無期限やそうです。

ビデオの中では、返品商品などを管理できるアプリも紹介されていました。

  1. returnguru(無料)
  2. 写真を撮ってレシートを管理するアプリです。返品期間が近づくとお知らせしてくれます。

  3. NeatCloud(最初の30日間無料)
  4. こちらはデジタル・ファイル・システムなので、レシート以外にも、書類や名刺などの管理ができます。セキュリティもしっかりしています。

<レシート>

もう一つ重要なのが、レシート。これがないと返品に応じてくれないところもあるので要注意です。

なかでもややこしいのが、”gift reciept” と呼ばれる、贈り物用のレシート。ギフトを買うと、自分用のレシートと贈り物用のレシートの2種類をもらうことがあるのですが、返品する場合は “gift reciept” ではないオリジナルのレシートを要求される場合もある(例:Toys “R” Us)ので、プレゼントする側も、もしもの時用にしばらくはオリジナルのレシートを保管しておいた方が良さそうです。また、”gift reciept” が受付られる場合は、現金ではなくギフトカードと交換される場合が多いです。

ただ上のビデオによると、ターゲットの場合はレシートがなくてもクレジット・カードを提示すればそこから特定してもらえるようです。

<オンライン>

オンラインでの買い物も要注意。公式サイトで購入したものを返品するために店舗へ持っていっても、受け付けてくれない場合があるそうです。特にスポーツ用品店。また、OldNavy.comGap.comBananaRepublic.com で購入されたものは、必ず郵便で返品しなければなりません。トイザらスの場合は、公式サイト(ToysRUs.com)で購入したものを店舗へ直接持っていっても返品に応じてくれるそうです。

オンラインの返品料は、先方が負担してくれる場合もありますが、自己負担の場合もあります。

<返品商品の取り扱い>

返品することを決めたら、まずは取り扱いに注意すること。洋服は着ない、包装は全て残しておく、電化製品類は包装も開けないようにする・・・など。そして、返品する商品の返品条件をよく確認してから返品の手続きを始めると、スムーズに進められます。

私はまだ返品したことがありませんが、こういう「返品も可能」というオプションがあると、「素敵やけどサイズ合わんかったらどうしよ〜」「うちは良いと思うけど相手が気に入らんかったらどうしよ〜」というようなプレゼントをあげる側のプレッシャーもちょっと減る気がします。