大反響を呼んだ記事『I Am Adam Lanza’s Mother』に関するインタビュー映像で耳にした「diagnose」の意味とは?
先週、コネチカット(Connecticut)州のサンディ・フック・エレメンタリー・スクール(Sandy Hook Elementary School)で起こった銃乱射事件。
その数日後、『I Am Adam Lanza’s Mother』という衝撃的なタイトルの記事が公開され、大きな話題を呼びました。
この記事を書いたのは、犯人アダム・ランザの実の母親ではなく、ライザ・ロング(Liza Long)という女性。CNN のインタビューに答えている映像を見つけたので観てみると、インタビュアーが “Has it ever been diagnosed?”(1:31)と聞いていました。
ポイント
“diagnose”〔発音〕は「診断する」という意味です。
- to find out what physical or mental problem someone has by examining them
- to find out why something such as a piece of equipment or software is not working
(人だけでなく、器具やソフトウェアなどの状態を「診断する」場合にも使われるんですね!)
インタビュアーは「それはこれまで診断されたことはあるのでしょうか?」と質問していたのでした。
それに対してライザさんは、”We’ve had a variety of diagnoses.(さまざまな診断を受けました。)”(1:33)と答えています。”diagnoses” は “diagnose” の名詞形 “diagnosis” の複数形です
補足
犯人アダム・ランザは、アスペルガー症候群(Asperger’s syndrome)という自閉症の一種を患っていたと言われています。ライザさんは、自分の13歳の息子も精神病(mental illness)を患っていて時折過激な行動や乱暴な言動が見られると述べ、息子や息子を取り巻く社会システムに対して不安を感じている心境を記事で告白したのでした。
ところが、”I Am Adam Lanza’s Mother” というタイトルがあまりにショッキングすぎることもあり、大反響に。もともと『The Anarchist Soccer Mom』というブログに掲載された記事だったのですが、大手メディアも続々記事を転載し、賛否両論のコメントが付きまくりました。私も SNS でタイトルがぱっと目に飛び込んできて、「えっ?」と思ってすぐ食いついたので、かなり多くの人がタイトルで「釣られた」のではないかと思います。
ライザさんが具体的にどんな記事を書いたのかは、明日の〔ヨムエイゴ〕で詳しく見たいと思います。
関連
書きました!→ 『私はアダム・ランザの母です(I Am Adam Lanza’s Mother)』の記事で目にした「In the wake of」の意味とは?