カップルだとよく聞かれる「How long have you been together?」の意味とは?

ジェガーさんはパーティに呼ばれたらたいてい私も連れていってくれます。そういう文化なので、パーティに行くとカップルで来ている人は結構います。そのため、カップルを含めた会話では “How long have you been together?” という質問をよく耳にします。

Sleepwalk With Me Live

私も、初対面のカップルと話す時よく聞いている気がします。

ポイント

直訳すると「どれくらい長い間一緒にいるんですか?」ということになりますが、いわゆる「付き合ってどれくらいになるんですか?」という意味です。

結婚しているカップル(married couple)には “How long have you been married?” と聞いたりもします。

補足

先日ジェガーさんと観に行った映画『Sleepwalk With Me』(日本公開未定)でも、主人公のマット(Matt)が親に “How long have you and Abbie been together?”(0:43)と聞かれていました。後半では、マットが “My parents have been together forty years.”(1:58)とも言っています。

この2人、どれくらい一緒にいるかというと、かれこれ8年。アビーは明らかにマットのプロポーズを待ってはります。

一方、マットもそんな彼女の願望に気付いていないことはないのですが、なかなか結婚に踏み切れません。彼はコメディアンの卵。舞台の上で人を笑かすことを夢見ながら、バーテンダーとして働いています。夢と現実のギャップに揺れる日々を送ってはるのです。

最初私は、彼が結婚を躊躇する理由はこれが原因やと思っていました。結婚して身を固めると、いろいろ責任も生じてコメディアンになる道を諦めざるを得なくなるかもしれません。そんな恐れが彼の決断をとどめているのだと思っていました。ところが、そうでもありませんでした。

彼に人生を見直すきっかけを与えたのは、「夢中歩行(sleepwalk)」。彼女から、親から、そして自分自身から受けるプレッシャーが大きくなるにつれて、夢遊病もどんどんエスカレートしていきます。結婚や夢は先送りにしても影響を実感しにくいですが、夢遊病は対策を後伸ばしにすればするほど悪化して直接自分に被害が跳ね返ってきます。人間、やっぱり本気でやばいと思わないと、なかなか変化や決断への一歩を踏み出せないものなのかもしれません。

マットを演じているのは、コメディアンのマイク・バービグリア(Mike Birbiglia)さん。監督もマイク・バービグリアさんです。なんとこの物語は、マイク・バービグリアさんの実体験が基になっています。最初は舞台のネタにしはったのですが、それがウケて本となり、CD となり、そしてこの度映画化となったのだそう。
Sleepwalk With Me Live

エンドロールでは一番ひどかった頃の夢遊病の証拠写真なども映っていて、マイクさん、よくこれを笑いに変えたな〜と感心。お笑い芸人としては「ネタにしてナンボ」なのかもしれませんが、そうやって過去の困難と向き合えたからこそ、今のこの成功があるのかもしれません。

ちなみにスタンダップ・コメディアンとしてのマイク・バービグリアさんはこんな感じです:

めっちゃ生き生きしてはります。