2014年にエボラ出血熱が流行しましたが、今年また新たな脅威が警戒されています。それは、ジカウイルス(Zika virus)。
アメリカ大陸で昨年発見され、そこから一気に広がっています。
妊婦は特に注意
妊娠中にジカウイルスに感染した妊婦の子どもが小頭症を患ったケースは、ブラジル国内だけですでに4000件以上。
アメリカでも、アーカンソー州、カリフォルニア州、フロリダ州、ハワイ州、イリノイ州、マサチューセッツ州、ミネソタ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、オレゴン州、テキサス州、バージニア州、そしてワシントン DC で旅行者からジカウイルスが検出されています。
コロンビアやジャマイカ、エルサルバドルでは、ジカウイルスの脅威が収まるまで妊娠を避けるよう忠告しているそうです。アメリカでは妊婦に対し、ウイルスに感染する疑いのある国への渡航を控えるよう忠告されています。
航空会社も、感染国に渡航予定の妊婦に対し、返金処置を行っています。
リオ五輪への影響は?
USA Today の記事『Olympic officials monitoring spread of Zika virus before Rio Games』では、ブラジルで今年開催予定のオリンピックへの影響についても触れられていました。
8月はブラジルは乾期で、蚊の数は少なくなる見込みだそうですが、気になるところです。ネッタイシマカは、デング熱を運ぶ蚊としても知られています。
私は今のところ南米に行く予定はありませんが、思いっきり妊婦なので、気をつけたいと思います。