黒歴史と噂のテレビ映画『スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル』を観てみた
1978年にアメリカでテレビ放映された、知る人ぞ知る『スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル』という番組をご存知でしょうか?なんでも、「出来が悪い」ことで知られているそうです。
主役はチューバッカ!?
このテレビ映画、設定は『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)の後となっています。
しかし、マーク・ハミルやハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーなどの主要キャストがフルで出演しているものの、主役は彼らというよりチューバッカ。
なんとチューバッカ一家が登場して、”生命の日” を家族で祝う準備をする様子が描かれるのです。しかもそれがなぜかシットコム風で、めっちゃシュール。家族はみんなウーキー語で会話をするので、何を言っているのかも漠然としかわかりません。
あまりにもスター・ウォーズらしくないスター・ウォーズ
制作には一応ジョージ・ルーカスさんも関わっていますが、Empire 誌の記事『The Star Wars Holiday Special: may the farce be with you, Feature』によると、当時は『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が思わぬ大ヒットを収めていた頃。そこで番組制作スタジオが続編公開前に、ジョージ・ルーカスさんに「テレビスペシャルで映画を宣伝しますよ」とアプローチして実現したそうです。
今ではもはや「思い出したくない過去」となっているようですが、本当に「なんでこうなったんや」感が半端ありません。勢いって、恐ろしい・・・
全編 YouTube で視聴可
YouTube で全編観られるので、興味があったらぜひ観てみてください。ツッコミどころ満載です。
ちなみに私は「これじゃない感」が強すぎて、途中でリタイアしました・・・
クリスマス本番に新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観に行くので、そちらで “ホリデー・スペシャル” を満喫したいと思います。