デヴィッド・ボウイに日本文化が与えた影響について書かれた記事で目にした「renowned」の意味とは?

1月10日にがんのため69歳で他界したデヴィッド・ボウイ(@DavidBowieReal)さん。

January 10 2016 – David Bowie died peacefully today surrounded by his family after a courageous 18 month battle with…

Posted by David Bowie on Sunday, January 10, 2016

いろいろ記事を読んでいると、BBC に興味深い記事がありました。

その記事の中で「renowned」という単語を2回目にしました。

Renowned rock guitarist Hotei Tomayasu, best known outside Japan for composing the theme for Quentin Tarantino’s Kill Bill films, told the BBC: “[Bowie] is the one who truly changed my life. My eternal hero and inspiration.”

via David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News

Bowie is also known in Japan for his role as Maj Jack Celliers in the 1983 iconic film Merry Christmas Mr Lawrence, directed by the renowned Nagisa Oshima.

via David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News

ポイント

“renowned” は「名高い」という意味です。

renowned | Macmillan Dictionary

renowned: famous and admired for a special skill or achievement

(名が知られていて、特別なスキルや業績を讃えられているという意味なんですね〜)

つまり一文目は「海外ではクエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』シリーズのテーマソングを作曲したことで名高いロック・ギタリストの布袋寅泰さんは、BBC にこう語っている。『(ボウイさんは)私の人生を真に変えた存在です。永遠のヒーローであり、憧れです』」、そして二文目は「ボウイさんは日本では、かの有名な大島渚監督の1983年の映画『戦場のメリークリスマス』のジャック・セリアズ少佐役としても知られている」と書かれていたのでした。

補足

記事の冒頭ではまず、デヴィッド・ボウイさんの衣装も手がけていたファッション・デザイナーの山本寛斎さんがこう語っていました。

“He was someone who knew how to express himself both with music and with fashion,” Japanese designer Kansai Yamamoto told the BBC.

“Someone like that may not be so rare these days, but he was one of the pioneers to do both.”

(「彼は音楽とファッションのどちらにおいても自分を表現する方法を知っている人でした」と日本人デザイナーの山本寛斎さんは語る。

「今では珍しくないかもしれませんが、両方をこなした先駆者の一人でした。」)

via David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News

デヴィッド・ボウイさんの日本好きのルーツを辿っていくと、60年代まで遡るようです。

In the mid-1960s, he studied dance with Lindsay Kemp, a British performance and mime artist who was heavily influenced by the traditional kabuki style, with its exaggerated gestures, elaborate costumes, striking make-up, and “onnagata” actors – men playing female roles.

(1960年代半ば、彼はイギリス人のパフォーマーでパントマイム・アーティストのリンゼイ・ケンプにダンスを師事していた。リンゼイ・ケンプは、大げさな動きや精巧な衣装、派手なメイク、そして男性が女性役を演じる「女形」といった伝統的歌舞伎スタイルに強い影響を受けていた。)

via David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News

デヴィッド・ボウイさんは「女形」のトップと言われる坂東玉三郎さんから歌舞伎メイクも習ったそうで、それが有名な『Ziggy Stardust』のあの稲妻メイクに反映されていたそうです。

Ms Thian says Bowie was also “absolutely the first” Western artist to employ the hayagawari – literally “quick change” – technique from kabuki, says Ms Thian, with unseen stagehands ripping off the dramatic cape on stage to reveal another outfit.

(〔ファッション歴史家のヘレン・〕シアンさんは、ボウイさんは「間違いなく最初に」早変わり — 文字通り「素早いチェンジ」– を採用した西洋アーティストでもあると語る。これも、黒子が舞台上で印象的な上着を引きはがし、別の衣装を露出するという歌舞伎のテクニックだ。)

via David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News

日本文化が彼に与えた影響は、外見だけではありません。たとえば1977年にリリースされたアルバム『Heroes』に含まれる『Moss Garden』という楽曲では、デヴィッド・ボウイさんが琴を演奏しています。


アーティスト:デヴィッド・ボウイ
リリース:1977-10-14(ロック)
価格:250円 – (視聴する)
(アルバム:Heroesの8曲目に収録されています)

記事では、デヴィッド・ボウイさんが日本から受けた影響だけではなく、デヴィッド・ボウイさんが日本に与えた影響についても触れられていました。その例として挙げられていたのが、冒頭の引用箇所にも出てきた大島渚監督の映画『戦場のメリークリスマス(Merry Christmas Mr Lawrence)』。

The film, set during World War Two in a Japanese camp for prisoners, pits Bowie’s character and another soldier against two Japanese officers, one of whom is played by the famous musician Ryuichi Sakamoto.

(映画は、第二次世界大戦中の日本軍の捕虜収容所が舞台で、ボウイさんの役ともう一人の兵士が、2人の日本人士官と対峙する。そのうちの一人は有名な音楽家、坂本龍一さんが演じている。)

via David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News

坂本龍一さんの娘、坂本美雨さんのツイートも記事で取り上げられていました。

ちなみにツイートの文章は以下のように英語に訳されていました。

Miu Sakamoto tweeted this picture of herself as a little girl shaking hands with the singer, saying she vaguely recalled meeting “a very beautiful man”.
“(He is) no more. A world in which David is not living still feels totally unreal.”

via David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News

世界中の文化に深い影響を与えたデヴィッド・ボウイさんが、日本とこんなに繋がりを持っていらっしゃったなんて知らなかったです。改めてご冥福をお祈りいたします。