デヴィッド・ボウイが日本文化から受けた影響とは?
1月10日にがんのため69歳で他界したデヴィッド・ボウイさんについて、BBC が『David Bowie’s love affair with Japanese style』という記事を出していました。
記事タイトルで使われている “love affer” は、人に使われると「情事」、人以外に使われると「熱中」という意味になります。
一体、デヴィッド・ボウイさんはどんな日本文化に熱中していたのでしょうか?
歌舞伎メイクと早変わり
デヴィッド・ボウイさんの日本好きのルーツを辿っていくと、60年代まで遡るようです。
デヴィッド・ボウイさんは「女形」のトップと言われる坂東玉三郎さんから歌舞伎メイクも習ったそうで、それが有名な『Ziggy Stardust』のあの稲妻メイクに反映されていたそうです。
David Bowie gets his own "Starman" constellation https://t.co/229bi4BfAj pic.twitter.com/8YrUHBl47T
— billboard (@billboard) January 16, 2016
またデヴィッド・ボウイさんは、音楽業界における「早変わり」の先駆者でもありました!
琴も演奏
他にも、1977年にリリースされたアルバム『Heroes』に含まれる『Moss Garden』という楽曲では、デヴィッド・ボウイさんが琴を演奏しています。
伝統的な歌舞伎も琴も、デヴィッド・ボウイさんとのコラボレーションによって全く印象が変わっていて、とても面白いです。
デヴィッド・ボウイさんが日本に与えた影響
記事では、デヴィッド・ボウイさんが日本から受けた影響だけではなく、デヴィッド・ボウイさんが日本に与えた影響についても触れられていました。その例として挙げられていたのが、大島渚監督の映画『戦場のメリークリスマス』です。
この映画でデヴィッド・ボウイさんと共演した坂本龍一さんの娘、坂本美雨さんのツイートも記事で取り上げられていました。
肩車とかはざんねんながら覚えてないけど、すっごく綺麗な男の人のことはボヤッと記憶にある。(あと、なぜかこの時着てたグレーのカーディガン覚えてる)
もういないなんて、デヴィッドの生きてない世界だなんて、まだ現実味がぜんぜんないな。。 pic.twitter.com/72P1laiHFe— ネコ吸い 坂本美雨 (@miusakamoto) January 11, 2016
ちなみにツイートの文章は以下のように英語に訳されていました!
【記事全文】David Bowie’s love affair with Japanese style – BBC News
世界中の文化に深い影響を与えたデヴィッド・ボウイさんが、日本とこんなに繋がりを持っていらっしゃったなんて知らなかったです。改めてご冥福をお祈りいたします。