グラミー賞の振り返り映像で耳にした “recap” の意味とは?

先週末は第57回グラミー賞(57th GRAMMY Awards)でした。私は家で観ようと思っていたのですが、なんと、私のいる地域では生放送されず!

このご時世になぜ!?という感じですが、グラミー賞の生放送が終わった直後から録画放送が放映されたので、仕方なくそれを観ることに。

終わってからいろいろニュースをチェックしていると、”recap” という単語をよく耳にしました。以下の映像でも、”So, here to recap all the biggest moments is ABC’s entertainment editor, Lesley Messer.”(0:24)と言っていました。

 

“ポイント”/

 

“recap” は “recapitulate”〔発音〕の略で、「要約」という意味です。

recap: State again as a summary; recapitulate

recap | Oxford dictionary (American English)

つまり司会の女性はこう言っていたのでした!

So, here to recap all the biggest moments is ABC’s entertainment editor, Lesley Messer.(0:24)

ちなみに、冒頭のビデオでは取り上げられていませんでしたが、私個人の今年のグラミーの “recap” は、昨年の象徴的な出来事であるファーガソン事件などから広がった『Black Lives Matter』ムーブメントでした。

昨年大ヒットを記録したファレル・ウィリアムスさんの『Happy』のパフォーマンスでは、まさにファーガソン事件に起する “Hands Up, Don’t Shoot” の動きが取り入れられたほか、バックダンサーたちも2012年にフロリダ州で警官に射殺されたトレイボン・マーティンの事件時の服装である黒のパーカ(foodie)を着用。

それだけでなくビヨンセさんも、荘厳なパフォーマンスの中に “Hands Up, Don’t Shoot” の動きを取り入れていました。

トリを飾ったコモン & ジョン・レジェンドさんの『Glory』なんて、パフォーマンス以前に歌詞からがっつり「ファーガソン」が入っています。

グラミー賞授賞式は、もちろん受賞者の発表も楽しみなのですが、アーティストたちの本気のパフォーマンスが観られるのも、醍醐味の一つです!