ライターでもある夫ジェガーさんが、全米初の VR 専門学校『Chronos VR Development School』を取材したというので、記事を読んでみました。
I Went to School In Virtual Reality | Motherboard
未来の社会を見据えた学校!?
全米初の VR 専門学校があるのはここシアトル。ジェガーさんは、VR コミュニティのネット掲示板でたまたま開校の情報をゲットしたそうです。
学校といっても、まだ VR の歴史は浅く、学校で習うような VR の原則すらまだ確立していません。
パーカー氏が考える未来社会というのは、仮想現実世界が存在していて、その仮想現実社会の中で経済が回っているという世の中。SF 小説『スノウ・クラッシュ(Snow Crash)』(1992)に出てくる「メタバース(Metaverse)」や、『ゲームウォーズ(Ready Player One)』(2011)に出てくる「オアシス(the Oasis)」のような未来が近いそうです。
VR 開発者の育成専門機関
この VR 専門学校は開校したてで、まだ最初のクラスが行われたばかり。クラスメイトは全部で7名で、使用するのはゲームエンジン『Unreal Engine V』だそう。クラスは他にもゲーム・アニメーションとアートの2つが用意されていて、いずれも1回4時間、週1回×8週のスケジュールとなっています。授業料はそれぞれ1250ドルと1050ドル。
講師はパーカー氏以外にあと3人いるみたいですが、いずれもまだまだ開発経験途中。しかし、前述の通り、歴史の浅い VR 業界にはそもそもベテランすらまだ存在しません。
パーカーさんはブラジル出身で、幼い頃からゲームやコンピュータに触れ、地元サンパウロのスーパーでコンピュータ雑誌を購入した時に Microsoft の写真を見てシアトルに憧れたそうです。そして実際に、1996年にシアトルに移って Microsoft に就職したという経歴の持ち主。
なんだかすごい構想ですが、パーカー氏が想像する未来社会というのが本当にやってくるのか、私個人はちょっと半信半疑なところもあります。
でも、VR の専門学校まですでに登場しているというのはとても面白いです。
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