「モノマネ」は英語で何と言う?

以前『2014年にアメリカで劇場公開された映画で観て良かった作品10選』という記事で『The Trip to Italy』(2014)という映画を取り上げたのですが、その時にはその映画は日本公開未定でした。

が、気がついたら『イタリアは呼んでいる』という邦題で今年5月に日本でも公開されていたことが発覚!改めて予告編を見てみると、”impersonation”という単語が出てきました。スティーヴ・クーガン(Steve Coogan)さんが “It’s okay. He’s just doing an impersonation.”(0:16)と言っています。

ポイント

以前質問をいただいたこともあったのですが、「モノマネ」は英語で “impersonation” と言います。

impersonation | Oxford dictionary (American English)

impersonation: An act of pretending to be another person for the purpose of entertainment or fraud

(楽しませるため、あるいは騙すために、別の人物になりきる、という意味なんですね!)

つまりクーガンさんは「大丈夫ですよ。この人モノマネしてるだけですから」と言っていたのでした!

補足

イギリスの人気コメディアンのスティーヴ・クーガンさんとロブ・ブライドン(@robbrydon)さんが、男二人で旅行に行き、ただひたすら美味しいものを食べ歩きながらひたすら話し続けるというコンセプトのこの作品。

2010年の『スティーヴとロブのグルメトリップThe Trip)』の続編で、その時はイギリス各地の一流レストランを回ってはりました。

イギリスのコメディは斬新な切り口のものが多いので私は大好きなのですが、これもその期待を裏切りません。この映画の目新しいところは、コメディでありながらレストラン・ガイドでもあるところ。

2人が訪れるレストランは国内での注目が高まっている店ばかりで、イギリス料理に対するイメージをいろいろと覆してくれます。私が一番行ってみたいと思ったところは2人が3軒目に訪れる『Holbeck Ghyll Country House Hotel』。

19世紀に建てられた建物の雰囲気が趣深いだけでなく、ミシュラン一つ星を獲得した料理も美味しそう。イギリス人の詩人サミュエル・テイラー・コールリッジ(Samuel Taylor Coleridge)も一時期住んでいたそうで、書斎なども残っています。

※2人が訪れたレストラン一覧(全6軒)はこちらです↓
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Trip_(2010_TV_series)

もともと本国イギリスで6回に分けてテレビで放映されていたシリーズを1本の映画にまとめたものなので、食事のシーンはややしつこく感じる部分もありますが、宿泊部屋や移動中などに映る風景もとても素敵で、これはぜひ映画と同じルートで2人が巡ったところを回ってみたい・・・!と思わずにはいられません。

イギリスの文化やエンタメ事情がわかっていないと理解できない部分も多いので、私はもちろん、ジェガーさんも時々笑いが理解しにくいところがあったようですが、スティーヴ・クーガンさんとロブ・ブライドンさんの2人が実際そこまで仲良くないという設定がまた絶妙で(予告参照)、当たり障りのないくだらない会話が延々と続く部分は、イギリスらしいユーモアセンスが光っていて私はめちゃくちゃツボでした。

via Emoticon | Are You A Normal Japanese Girl?(2011年12月)

今回、『イタリアが呼んでいる』ということで、2人が攻めるのはイタリア。北部にあるピエモンテ(Piedmont)州を出発し、5泊6日してカプリ(Capri)まで南下していくというコースです。彼らの旅程と、各レストラン詳細は、日本語の公式ページで紹介されています:

相変わらずの美味しそうな料理と、相変わらずのしょうもない会話の組み合わせが、今回も本当にツボです。彼らの「しょうもない会話」の大半は “impersonation” で占められるのですが、前作よりその数も増えていて、大笑い。特に以下の『ダークナイト ライジング(The Dark Knight Rises)』(2012)のくだりは、ジェガーさんバカ受けでした。

なにしろ本人たちが本人を演じているので、まるでドキュメンタリー映画のようで、仕事やキャリアの悩みを含めた二人の人間らしさが滲み出ているのもこの映画の好きなところです。

次はぜひ日本で、とびきりの美味しい料理を堪能しながらアホな会話してくれへんかな〜