コメディ番組で何度も耳にした「folks」の意味とは?

先日『ブラジルW杯・日本 VS コートジボワール戦のニュース見出しで目にした「Ivory Coast」の意味とは?』という記事で私が対コートジボワール戦の観戦パーティに行ったことを書きましたが、その後家に帰ってジェガーさんに「日本負けたー!前半ですぐ点入れたのに、後半で2点も入れられて逆転されたー!」と叫ぶと、ジェガーさんが衝撃的なことを言ってきました。



「ってことは、1対2で負けたん?」
「うん」
「サッカーって・・・ほんま点入らへんねんな」
「!?」

なんとジェガーさんいはく、アメリカでそんなにサッカーが盛り上がらない理由の一つは、サッカーの試合では点があまり入らないからだそう。

「むしろ、アメフトとかが点入りすぎなんちゃうん」
「でも点入らへんかったら、観てて飽きるやん」

サッカーの試合をそんな風に捉えたことがなかったので、私はもうカルチャーショック。これはきっとジェガーさんの思いこみに違いないと思い、そのまま軽く流して会話を終了させたところ、先日コメディ番組の『コルベア・リポート(The Colbert Report)』のオープニングでもカルチャーショックを受けました。

その中で、コルベアさんが何度も “forks” と言っていました。

Folks, I just want to start off tonight by saying, I wanna say hello and gracias for joining us, or however Brazilian say gracias in Portuguese, because last night in Brazil at the World Cup America won a soccer!(1:02)

Folks, this is a huge day for America’s sports fans, who have been excited about the World Cup ever since they noticed it was happening which was shortly after the NBA Finals ended on Sunday.(1:45)

And folks, this was a thriller of match.(2:18)

ポイント

“folk” はこの場合、「皆さん」という意味で使われています。

folk | Macmillan Dictionary

  1. folk or folks [PLURAL] [INFORMAL] people in general
    • people of a particular type or from a particular place
    • folks [PLURAL] [SPOKEN] used for talking to a group of people
  2. folks [PLURAL] someone’s parents
  3. [UNCOUNTABLE] Sound effect: folk folk music

(日常生活では、2. のように両親に対して使われることも多いです!)

つまり、最初は「皆さん、今日はもうハロー、そして観てくださってグラシャス、というかポルトガル語でグラシャス、と言って始めたいと思います。というのも昨夜、ブラジルワールドカップで、アメリカがサッカーに勝ちました!」、次は「皆さん、NBA の決勝戦が終わる直後にワールドカップの試合が始まると知って興奮していたアメリカのスポーツファンにとっては、もう大変な日でしたね」、そして最後は「しかも皆さん、これがまたすごい試合だったんです」ということを言っていたのでした。

補足

というわけで、万が一動画がご覧になれない場合に向けて、文字での解説も進めたいと思います。この番組、毎回オープニングは “USA! USA!” と繰り返し叫ぶところから始まるのですが、この日は “USA! Olé, Olé, Olé, Olé, USA!” という叫びでスタート。

どうしてこんなに盛り上がっているかというと、1回線の対ガーナ戦でアメリカが勝ったからです。異様にテンション高いです。

ところが、やっぱりアメリカだってワールドカップで盛り上がるんやん、と思いきや、その後のコルベアさんの発言にびっくりさせられました。

And I know that I have said that soccer is as exciting as watching drying paint play manilla envelopes to a zero-zero tie.(2:02)

(先ほども言ったと思いますが、サッカーは乾きつつあるペンキが封筒と戦って0対0で終わるのを観るくらい面白いんですよね。)

一瞬、何言ってんねん、という感じですが、英語には “be like watching paint dry(あるいは be as interesting as watching paint dry)” という表現があり、上の発言はその表現を使ったジョークになっています。

be like watching paint dry | The Free Dictionary

be like watching paint dry (also be as interesting as watching paint dry) [humorous]: if you say that watching an activity is like watching paint dry, you mean that it is very boring

(要は、ペンキが乾くのを見ているほど退屈だ、という意味なんですね!)

つまり、これはジェガーさんの「点入らへんかったら、観てて飽きるやん」発言の信憑性を裏付ける発言と言えます。

さらにコルベアさんは、アメリカ代表が開始29秒で点を入れたことについて言及。

Team USA’s Clint Dempsey stunned Ghana with a goal in the opening 29 seconds, which is good because most Americans attention span for soccer is 30 seconds.(2:20)

(アメリカ代表のクリント・デンプシーが開始29秒でゴールを決め、ガーナにショックを与えたのです。ほとんどのアメリカ人がサッカーに集中できる時間は30秒なので、これは良かったです。)

アメリカ人・・・飽きんの早っ!!

いやはや、ジェガーさんの言う通りでした。サッカーはアメリカの国民性には適さないようです。ただし、勝った時にはめちゃ喜ぶ。それがアメリカ流サッカー観戦の楽しみ方みたいです。

ジェガーさんも、アメリカがガーナに勝ったと知るやいなや「2戦目はバーに観に行こか!」とテンション上がってました。

ちなみに、日本代表の2戦目は、0-0 で引き分け。

私は思いっきり仕事中だったので試合を全然観ていないのですが、アメリカ人やったら「ペンキ乾くの見てた方がましや」という試合だったのかもしれません・・・

でも、もしギリシャに負けていたらそこで敗退決定だったので、3戦目のコロンビア戦でもう一度頑張ってもらいたいものです!