デリで見かけた「grass fed」の意味とは?

先日ジェガーさんと散歩していると、新しいデリがオープンしていたので、中にはいってみました。すると、壁にでかでかとこう書かれていました。


100% grass fed

ポイント

“grass fed” は、最近食品などに表記されているのをよく見かけます。穀物ではなく、草で育てられた牛肉のことです。

Grass-fed beef comes from cattle raised in grass pastures, as the name implies. Grass-fed beef may be healthier to eat because it’s lower in saturated fat and higher in nutrients like beta-carotene, vitamin E and omega-3 fatty acids. Many claim the meat has a superior taste to grain-fed beef.

The environmental impact of grass-fed beef is also be lower than that of grain-fed beef: inhumane factory farming techniques, the spread of disease, waste management problems, and the overuse of antibiotics and hormones in conventional beef production have all been well documented.

By contrast, grass-fed cattle typically live their entire lives grazing in open pastures, which is, of course, the way cattle evolved. But critics charge that livestock pasture lands are hardly eco-friendly or “natural” environments, especially when forests are cut to create cattle grazing areas. Grass-fed meat is also slightly more expensive because of the additional time and effort required to bring it to market.

via Grass-Fed | Grass-Fed Beef

穀物で育てられた牛肉よりも飽和脂肪が少なく、ベータカロチンやビタミンE、オメガ3脂肪酸などの栄養素が豊富にあると言われています。環境への影響も、穀物で育てられた場合より低いそうです。

ただ、育てるのに手間がかかる分、他の牛肉よりも価格は高めです。

また、以下に記されているように、草で育てられているからといって、必ずしもオーガニックであるとは限りません。オーガニックかどうかを確かめたい時は “USDA Process Verified” というラベルを探すようにします。
USDA organic
料理をする時も要注意。脂肪分が少ないので、穀物飼育牛と同じように調理すると、焼き過ぎてしまうことがあります。中がレア〜ミディアムになるくらいがベスト。この肉を使ってハンバーグを作る場合は、玉ねぎのみじん切りなど、水分を吸う野菜をまぜると良いそうです。

Grass Fed Beef vs. Organic Beef

Beef that is labeled “Grass-Fed” may or may not be organic beef, i.e., the cattle might have been raised on antibiotics and some commercial feed. Look for the “USDA Process Verified” label that certifies the farm was inspected by the agency. The American Grassfed Association is promoting the use of its certification process as proof that your beef, bison or lamb has been raised on grass its entire life without hormones, antibiotics or grain.

Because grass-fed beef is lower in fat, it should be cooked differently than a well-marbled cut of conventional grain-fed beef. Overcooking is a common mistake; cook grass-fed beef for a shorter period of time and keep it rare, medium-rare or medium. And if you’re making hamburgers, try adding chopped onions or other water-containing vegetables to the meat.

via Grass-Fed | Grass-Fed Beef

というわけで、この壁には「100% 草で育てられた肉」と書かれていたのですね!

スーパーで売られている肉などにも、最近この表示が増えています。
grass-fed beef

補足

先週も大手ファストフード・チェーン『Chipotle』が積極的に「脱・農業の工業化」運動を進めていると書きましたが、アメリカでは近年有機(organic)食材や自然派(all natural)食材、地元の(local)食材などが人気を集めています。

私のいるところでも、地元の食材やオーガニック食材をメニューに取り入れるレストランやバーが急増中。そういうお店の野菜はしゃきしゃきしていて、めちゃおいしいです。サラダなどもかつてはドレッシングの味しかしませんでしたが、食材が見直されるようになってきてからは、食材の風味を生かしたシンプルな味付けが増えています。

一方、他の地域はどうか知りませんが、私のいるところは従来のファストフード・チェーンの店は廃れがちです。ダウンタウンの中心部にはマクドナルドが一軒ありますが、柄の悪い人のたまり場と化しています。

反対に、オーガニックや地元の食材を使っているサンドイッチ・ショップなどは大賑わい。ランチの時間など、いつも混んでいます。

数年前はそういったオーガニックや地元の食材を取り入れているのは高級レストランが中心で、スーパーのオーガニック・コーナーも高くて品数が少なかったのですが、最近はぐっと身近になってきました。

「アメリカは食がまずい」という考えは、今や古くなりつつあります。

ちなみに、先ほどの “100% GRASS FED” のお店の名前は『Eat Local』。地元の食材を食べよう、というコンセプトに基づき、地元の食材のみを使ったデリメニューを提供しています。
Eat Local
Eat Local 2
私たちが訪れた時は何も買わなかったのですが、今度どんなもんか買ってみたいと思います!