文章でよく使われる「bullet point」の意味とは?

買いものに行く前にショッピングリストを確認した時のこと。「この点点は何?」とジェガーさんに聞くと、”They are just bullet points.” と言われました。

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ポイント

“bullet point” は箇条書きの点のことです。点は単に “bullet” と呼ばれることもあります。中点(・)も “bullet” と呼ばれます。

bullet point | Macmillan Dictionary

bullet point: a printed circle, square, etc. before each thing on a list in order to emphasize it

ちなみに、英語の箇条書きを書く時は、いくつかポイントがあります。

  1. The text introducing the list of bullet points should end with a colon.(箇条書きリストを紹介する直前の文章の最後はコロン〔:〕で締めること)
  2. Tonight’s agenda includes:
    ・annual review of capital gains issues
    ・outstanding inheritance tax issues

  3. If the text following the bullet point IS a complete sentence, it should begin with a capital letter. A full stop at the end is technically required but is not absolutely essential: (箇条書きの文章が完結した一文になる場合、最初の文字は大文字で書くこと。厳密に言うと、最後には読点が必要だが、絶対にいるわけではない)
  4. The agenda for tonight is as follows:
    ・We will conduct an annual review of capital gains issues.
    ・The senior tax manager will talk about outstanding inheritance tax issues.

  5. Lists of bullet points will have more impact if each one begins with the same word class (or part of speech) and if they are all of a similar length. Action verbs are a good choice for the first word, i.e. verbs that describe the performing of an action. If you do use verbs, make sure that each one is in the same tense.(箇条書きの文章を全て同じ品詞の言葉で始めると、よりインパクトがある。特に動作動詞。ただし、動詞を使う場合はそれぞれが同じ時制になっていること。)
  6. Duties and responsibilities included:
    ・teaching national curriculum to Key Stage 1 pupils
    ・reaching attainment targets and improving learning performance
    ・developing extracurricular sports programme

  7. Bullet points tend to have more impact if their text is relatively short. Make sure you use the same typeface and margin width within each section.(箇条書きの文章は相対的に短い方がインパクトがある。箇条書き同士は同じ書体、行間であること。)

via Bullet points | Oxford Dictionaries Online (US)

補足

先日見かけた『Bullet Journal』というノート術の紹介ページにも、何度も “bullet” という単語が登場していました。

これは、箇条書きの特徴をうまく行かして、ノートで TO DO リストや予定、アイデアなどを一括管理するユニークなノート術。

“tasks” “notes” “events” の3つのカテゴリに振り分けて箇条書きすることで、素早く、そして見やすくオーガナイズすることが可能になるそうです。

  • tasks
  • “Pick up dry cleaning(ドライクリーニングを受け取る)” といったタスクは、左側にチェックボックスを書きます。タスクによっては数段階のステップが必要なこともあるので、そのような場合は字下げしてサブタスクを記し、それぞれにチェックボックスを置くようにします。サブタスクを全てチェックし終えた段階で、メインタスクが完了となります。

  • notes
  • アイデア、考え、気づきなどは、左側に箇条書きの点をつけます。今すぐ実行することではないもの、メモする時点で大きな意味を伴わないものなどは全て “notes” になります。

  • events
  • 友人の誕生日や「リースに契約」などの出来事は、左側に○を書きます。

さらに、これらをより整理するために、記号を付与します。たとえば、優先順位の高いタスクには一番前に☆、後で詳しく調べたいアイデアなどには目のマーク、後で見返したい良いアイデアには!などをつけます。また、必要のないタスクには傍線を引いて取り消したりもします。

そして各ページの一番下にはページ番号を振り、一番最初のページにはインデックスを用意。一つのトピックの中に細かいトピックがいくつかある場合は、サブトピックのページも記述するなどして、見やすく工夫します。

また、各月の一番最初にはマンスリーカレンダーを用意し、その次のページにはマンスリータスクを用意します。マンスリーカレンダーには月始めから月末まで日付を箇条書きにして、誕生日や約束などを書き込んでいきます。マンスリータスクに関しては、その月に終わらなかったタスクを翌月以降のマンスリータスクに移していくようにします。

タスクやアイデアをジャンル別にまとめたい場合は、別のページにまとめると、さらに把握しやすくなります。その場合、一ヶ所にまとめたら後、元のページに書いてあった分には→などを一番左に追加し、別の場所に移動したことを示します。

この『Bullet Journal』は、いつも持ち歩いてリアルタイムに書くのではなく、寝る前に一日を思い出して書くのが理想的だそうです。そうすれば、頭の中が整理できるだけでなく、翌朝の下準備にもなるとのこと。

ちなみに、ノートは大きすぎても小さすぎても使いにくいそうで、筆者は『Moleskine Squared Notebook Large』を使用しているとのこと。

この『Bullet Journal』の考案者は、ニューヨーク在住のアート・ディレクター兼インタラクション・デザイナーのライダー・キャロルさん。長年をかけてこのスタイルを確立させたそうです。

ノート術は私も長年にわたる悩みの種で、これまで何冊ものノートを無駄にしてきました・・・。でも、なんかこのノート術だと、今度こそ続きそうな・・・

ここ最近、考えやタスクなどは Evernote にメモすることが多かったのですが、時系列ではうまく整理できていなかったので、久しぶりにまたノートを使ってみようかなと思います。

※アイキャッチ画像:by Rui Fernandes [CC-BY-2.0], via Flickr