文章でよく使われる「bullet point」の意味とは?
買いものに行く前にショッピングリストを確認した時のこと。「この点点は何?」とジェガーさんに聞くと、”They are just bullet points.” と言われました。
ポイント
“bullet point” は箇条書きの点のことです。点は単に “bullet” と呼ばれることもあります。中点(・)も “bullet” と呼ばれます。
bullet point: a printed circle, square, etc. before each thing on a list in order to emphasize it
ちなみに、英語の箇条書きを書く時は、いくつかポイントがあります。
- The text introducing the list of bullet points should end with a colon.(箇条書きリストを紹介する直前の文章の最後はコロン〔:〕で締めること)
Tonight’s agenda includes:
・annual review of capital gains issues
・outstanding inheritance tax issues- If the text following the bullet point IS a complete sentence, it should begin with a capital letter. A full stop at the end is technically required but is not absolutely essential: (箇条書きの文章が完結した一文になる場合、最初の文字は大文字で書くこと。厳密に言うと、最後には読点が必要だが、絶対にいるわけではない)
The agenda for tonight is as follows:
・We will conduct an annual review of capital gains issues.
・The senior tax manager will talk about outstanding inheritance tax issues.- Lists of bullet points will have more impact if each one begins with the same word class (or part of speech) and if they are all of a similar length. Action verbs are a good choice for the first word, i.e. verbs that describe the performing of an action. If you do use verbs, make sure that each one is in the same tense.(箇条書きの文章を全て同じ品詞の言葉で始めると、よりインパクトがある。特に動作動詞。ただし、動詞を使う場合はそれぞれが同じ時制になっていること。)
Duties and responsibilities included:
・teaching national curriculum to Key Stage 1 pupils
・reaching attainment targets and improving learning performance
・developing extracurricular sports programme- Bullet points tend to have more impact if their text is relatively short. Make sure you use the same typeface and margin width within each section.(箇条書きの文章は相対的に短い方がインパクトがある。箇条書き同士は同じ書体、行間であること。)
日本語で解説されたページもありました!→ 英語の箇条書きと綺麗な箇条書きの書き方 | 英語 with Luke
補足
先日見かけた『Bullet Journal』というノート術の紹介ページにも、何度も “bullet” という単語が登場していました。
Bullet Journal: An analog note-taking system for the digital age
これは、箇条書きの特徴をうまく行かして、ノートで TO DO リストや予定、アイデアなどを一括管理するユニークなノート術。
“tasks” “notes” “events” の3つのカテゴリに振り分けて箇条書きすることで、素早く、そして見やすくオーガナイズすることが可能になるそうです。
- tasks
- notes
- events
“Pick up dry cleaning(ドライクリーニングを受け取る)” といったタスクは、左側にチェックボックスを書きます。タスクによっては数段階のステップが必要なこともあるので、そのような場合は字下げしてサブタスクを記し、それぞれにチェックボックスを置くようにします。サブタスクを全てチェックし終えた段階で、メインタスクが完了となります。
アイデア、考え、気づきなどは、左側に箇条書きの点をつけます。今すぐ実行することではないもの、メモする時点で大きな意味を伴わないものなどは全て “notes” になります。
友人の誕生日や「リースに契約」などの出来事は、左側に○を書きます。
さらに、これらをより整理するために、記号を付与します。たとえば、優先順位の高いタスクには一番前に☆、後で詳しく調べたいアイデアなどには目のマーク、後で見返したい良いアイデアには!などをつけます。また、必要のないタスクには傍線を引いて取り消したりもします。
そして各ページの一番下にはページ番号を振り、一番最初のページにはインデックスを用意。一つのトピックの中に細かいトピックがいくつかある場合は、サブトピックのページも記述するなどして、見やすく工夫します。
また、各月の一番最初にはマンスリーカレンダーを用意し、その次のページにはマンスリータスクを用意します。マンスリーカレンダーには月始めから月末まで日付を箇条書きにして、誕生日や約束などを書き込んでいきます。マンスリータスクに関しては、その月に終わらなかったタスクを翌月以降のマンスリータスクに移していくようにします。
タスクやアイデアをジャンル別にまとめたい場合は、別のページにまとめると、さらに把握しやすくなります。その場合、一ヶ所にまとめたら後、元のページに書いてあった分には→などを一番左に追加し、別の場所に移動したことを示します。
この『Bullet Journal』は、いつも持ち歩いてリアルタイムに書くのではなく、寝る前に一日を思い出して書くのが理想的だそうです。そうすれば、頭の中が整理できるだけでなく、翌朝の下準備にもなるとのこと。
ちなみに、ノートは大きすぎても小さすぎても使いにくいそうで、筆者は『Moleskine Squared Notebook Large』を使用しているとのこと。
この『Bullet Journal』の考案者は、ニューヨーク在住のアート・ディレクター兼インタラクション・デザイナーのライダー・キャロルさん。長年をかけてこのスタイルを確立させたそうです。
ノート術は私も長年にわたる悩みの種で、これまで何冊ものノートを無駄にしてきました・・・。でも、なんかこのノート術だと、今度こそ続きそうな・・・
ここ最近、考えやタスクなどは Evernote にメモすることが多かったのですが、時系列ではうまく整理できていなかったので、久しぶりにまたノートを使ってみようかなと思います。