日常会話で唐突に使われる「I’ll tell you what」の意味とは?
最近ちょっと忙しいのですが、どうしても観たい映画があります。でもあいにくジェガーさんとスケジュールがなかなか合いません。
「来週観にいくか・・・」
「でも家の近くの映画館は今週で上映終わりらしいで」
「・・・」
するとジェガーさんが、”I’ll tell you what.” と言ってきました。
ポイント
“I’ll tell you what.” は、日常会話でよく使われています。
(I’ll) tell you what: used when you are going to make a suggestion, proposal, or offer
(助言や提案、申し入れをする時に使われるんですね!)
ジェガーさんは「ほなこうしよう」と言っていたのでした。
※追記(8.7.2013):ニュアンスは “I’ll tell you my idea.” とほぼ同じです!
補足
ジェガーさんの提案は、ずばり、平日夜10時半の回を観に行くこと。私たちは平日の夜遅くに映画を観に行くことはめったにないのですが、上映時間が比較的短かったので昼寝ならぬ夜寝をして態勢を整え、強行突破でジェガーさんと映画『Fruitvale Station』(日本公開未定)を観てきました。
その中の1シーンでも、主人公のオスカー(マイケル・B・ジョーダン)が、寝るのを怖がる娘を安心させるために “I’ll tell you what, though.(でも、こうしよう。)”(0:28)と言っていました。
『Fruitvale Station』は、今年のサンダンス映画祭(Sundance Film Festival)米ドラマ部門で審査員賞と観客賞をダブル受賞した話題作。2009年元日に、カリフォルニア州オークランドの地下鉄 “fruitvale” 駅で実際に起こった事件が基になっています。
【1月15日 AFP】(写真追加)米サンフランシスコ(San Francisco)の地下鉄駅構内で今月1日、白人の警官が丸腰の黒人男性を射殺する事件があり、地方当局は14日、Johannes Mehserle容疑者を13日に逮捕し、殺人罪で送検したと発表した。
被害者のオスカー・グラント(Oscar Grant)さん(22)は、サンフランシスコとベイエリアの各地をつなぐ公営高速鉄道システム「BART(Bay Area Rapid Transit)」の駅で、内でけんかをしているとの通報に応じて駆けつけた鉄道警察官らに電車から降ろされ、地面に押さえつけられた状態で撃たれ、死亡した。
事件の様子は、通行人が携帯電話で撮影しており、動画がインターネットやテレビで広く放映された。
Mehserle容疑者は7日、BART警察を辞職したが、その数時間後にオークランド(Oakland)で行われた抗議デモでは、参加者らが暴徒化して100人以上の逮捕者を出す事態となっていた。
Mehserle容疑者は13日夕、ネバダ(Nevada)州タホ湖(Lake Tahoe)近くの自宅で逮捕され、現在も拘留されている。
カリフォルニア(California)州アラメダ(Alameda)郡のトム・オルロフ(Tom Orloff)検事は14日、オークランドで記者会見し、グラントさんが故意に殺害された被害者だとの証拠が示されたことから、同容疑者を殺人罪で送検したことを明らかにした。
通行人たちが撮影した画像は YouTube にもアップされていますが、映画の冒頭にもその一部が使われていました。
衝撃的でいろいろ考えさせられる映画で、おそらく日本でも公開されることになると思うので、また「キクエイゴ」または「ヨムエイゴ」で詳しく掘り下げたいと思います。
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キクエイゴで取り上げました!→ 映画『Fruitvale Station』の特集映像で耳にした「redemption」の意味とは?