日常会話でよく使われる副詞の「way」の意味とは?

先週仮免許を取得し、さっそくジェガーママの車で運転の練習を始めた私。ところが、ジェガーママの車がマニュアル車だったことをすっかり忘れていました。

The Wolverine

「あれ?なんかペダルが3つあるんですけど」
「マニュアルやもん」
「マニュアルとオートマの違いって、スティックだけじゃなかったんですか!?」

といった初歩の初歩から始め、初日はだだっ広い駐車場でひたすらぐるぐる回るということを繰り返しました。

でも、覚えは早かったらしく、ジェガーママが “You are way better than Jagger was when he first drove.” と言いました。

ポイント

この場合の “way” は “very much” と同じ意味で使われています。

way | Macmillan Dictionary

  1. very
  2. by a large amount or distance

(私の感覚では、”very” よりもさらに強調して使われているように思います。)

ジェガーママは「ジェガーが初めて運転した時よりずっと上手やわ」と言ってくれていたのでした。でも、ジェガーさんもジェガーママも、けっこうびびってはりました。

補足

映画『ウルヴァリン:SAMURAIThe Wolverine)』(日本は9月13日公開)の Q&A でも、ヒュー・ジャックマンが “He is to me the most badass comic book character out there, way cooler than me, way tougher than me.(彼は僕にとって、最も格好良いアメコミ・キャラです。僕よりずっとイケてるし、ずっと強い。)”(0;12)と言っていました。

この『ウルヴァリン』、ジェガーさんは以前は予告編を観て「もひとつやな」と言い、「『ウルヴァリン』は別に観んでも良いかも」とか言っていたくせに、公開が間近に迫ってくるとばっちり初日のチケットを購入。

「結局観るんかいな」
「当たり前やん」

ということで、公開直後に 3D 版を観てきました。

物語は、第二次世界大戦中の長崎で、ウルヴァリンが矢志田という日本人を助けるところから始まります。それから60年。矢志田さんはすっかりおじいさんになっていますが、不死身のウルヴァリンは相変わらず同じ姿で、そういう自分にちょっとうんざりしています。

ところが、日本で矢志田と再会後、何者かの罠にはまって治癒能力を失うことに。今回ウルヴァリンは、初めて「死の恐怖」に直面するのです。

私はこの物語、完全なるオリジナルだと思っていたのですが、どうやら80年代のコミック『Wolverine by Claremont and Miller』(1982)が原作のよう。ジェガーさんが映画公開前にちゃっかり図書館で借りてきていました。

日本のシーンは、ロケも日本で行われていて、ロケ地は日本の公式サイトで紹介されています。

この作品で重要な役を担う、矢志田の孫娘マリコと赤い髪のユキオを演じるのは、TAO と福島リラという2人の日本人モデル。映画の出演は初めてということで、日本語の演技はちょっとぎこちなかったですが、英語の演技は良かったです。そういう意味で、マリコの父を演じた真田正之さんは英語の演技も日本語の演技もばっちりで、さすがという感じでした。

そんな日本のシーンで私が最も印象に残ったのは、マリコとウルヴァリンがマリコの手料理を食べているシーン。箸の使い方のわからないウルヴァリンがごはんに箸をまっすぐにさし、マリコが無言で箸を抜いてテーブルに置くのですが、そのちょっとしたシーンに私は思わずぷっとなってしまいました。

というのも、私がジェガーさんと初めて日本食を一緒に食べた時も、ジェガーさんが箸をごはんにまっすぐにさしたからです。私は当時ぎょっとしたのですが、「あれって実はよくあることなんかな〜」と映画を観ながら思いふけっていました。

ちなみに Twitter 大好きヒュー・ジャックマンさんは、日本ロケ中たくさんツイートを発信してはりました。


一番最後のお寿司屋さんは、以前ブログでも紹介した『すきやばし次郎』です。

どの写真もめっちゃ楽しそうで、日本を大満喫している様子がよく伝わってきます。

※アイキャッチ画像:by lobocba_15 via Arte y Fotografía