ゲイ・パレードで目にした「PRIDE」の意味とは?
先週、同性婚カップルの権利が米最高裁で認められ、この1週間大いに盛り上がっているアメリカ。週末には全米各地で大規模なゲイ・パレードが開催され、その盛り上がりは最高潮に達しています。
USA Today の記事『Court victories boost gay pride parades』(2012年6月30日)によると、サンフランシスコでは昨年より50万人多い150万人がパレードに参加し、過去最高を記録したそう。
私のいるところも年々ゲイ・パレードは盛り上がりを見せていますが、私はまだ見に行ったことがなかったので、今年初めて見物に行ってみました!
すると、”pride” という単語をあちこちで目にしました。
ポイント
これは “gay pride” のことで、性の多様性を認め、誇りを持つことを示す概念です。
gay pride: a sense of dignity and satisfaction involved in the public admission of one’s homosexuality
性的マイノリティの人々を抑圧してきた “羞恥(shame)” と対になる言葉として使われるようになったみたいです。
補足
というわけでゲイ・パレード、私のいるところでも大盛り上がりだったわけなんですが、私はパレードを実際に自分の目で見るまで、ゲイ・パレードというのは性的マイノリティの人たちがパレードするイベントなのかと思っていました。
実際、彼らもたくさん参加していますが、彼らだけではありません。むしろ企業や組織がたくさん参加し、性の多様性を認め、性的マイノリティを支援することを誇り高く表明していたのです。
冒頭の写真は、市営バスの団体。他にも、ビル & メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)や YMCA などの大きな組織から地元に密着した企業・団体まで、幅広いグループがパレードに参加していました。
他にも、いろんな人たちがいました。
そして、パレードの終点の会場では、正午から夜までイベント尽くし。私が行った時はコンサートが行われていました。
この日は最高気温が30℃を超えたため、肌色率が高く、噴水のまわりなんてビーチかいと思うほど。
思わずウォーリーとか探したくなってしまいそうな光景です。
ちなみにこの日、街のランドマークであるスペース・ニードルのてっぺんには、ワシントン州と赤字に白のイコールマークを組み合わせた国旗がはためいていました。
他のゲイ・パレードの写真もぜひチェックしてみてください:
▼その他の写真:Sara Koelsch, left, and Jenny Glatt march with PopCap Games during the annual Pride Parade on Sunday
▼ニューヨークのゲイ・パレードの写真:New York City’s Gay Pride Parade 2013 – New York City Gay Pride Parade 2013: Thousands of revelers celebrate at the annual event – NY Daily News
▼サンフランシスコのゲイ・パレードの写真:Photos: San Francisco celebrates pride | San Jose Mercury News
▼世界のゲイ・パレードの写真:Celebrating Gay Pride 2013 Around the World | US News
関連
画像に含まれている赤字に白のイコールマークのロゴについては、以前取り上げました!