料理にも掃除にも使える万能の「baking soda」とは?
クリスマスが終わってから、毎日ちょっとずつ、大掃除をやっております。アメリカには別に年末に大掃除をする習慣はないんですが、いつも仕事が休みのこの時期にやっているので、ジェガーさんも今は年末が近づいてくるとすっかり「大掃除やるでー!」となってはります。
そんな大掃除に大活躍しているのがこれ、ベーキング・ソーダです。
ポイント
baking soda: a white powder used in cooking for making cakes rise while they are baking, and also as a medicine for an upset stomach
(ケーキなどをふくらませるためによく使われますが、胃もたれの薬としても使えます。実際、パッケージの裏には “add 1/2 teaspoon to 1/2 glass [4 fl. oz.] of water every 2 hours, or as directed by physician. Dissolve completely in water. Actually measure 1/2 teaspoon.〔コップ半分または4オンス〔約118ミリリットル〕の水に小さじ1/2を加えて2時間置きに、あるいは医者の指示に従って飲む。水には完全に溶かすこと。小さじ1/2は正確に計ること〕” と書かれていました!ちなみにベーキング・パウダーとベーキング・ソーダは別ものなので、混同しないよう要注意です。)
私は胃もたれの薬として使ったことはまだありませんが、料理にはよう使っています!
もともとベーキング・ソーダ自体、クッキーを焼く目的で買ったのですが、これいわゆる「重曹」なんですね〜。それを知ってからは掃除にも使いまくっています。
補足
Chasing Green の記事 に、ベーキング・ソーダの使い方がめっちゃたくさん書かれていました。
23 Uses for Baking Soda in the Kitchen | Chasing Green(2011年6月)
- 野菜やフルーツに使う
- 肉に使う
- 魚に使う
- 酸味を減らす
- 酢に使う
- 豆に使う
- オムレツに使う
- 手に使う
- 赤ちゃん用品に使う
- まな板に使う
- 詰まった排水溝に使う
- 食器洗いの洗剤に使う
- 食器洗いの洗剤として使う
- 食器洗い機に使う
- 冷蔵庫に使う
- 電子レンジに使う
- コーヒーや紅茶のシミに使う
- 魔法瓶(thermos)に使う
- ステンレス・スチールやクロムめっきに使う
- コンロの油染みに使う
- コーヒーメーカーに使う
- 鉄製の調理器具に使う
- ゴミバケツに使う
大さじ2-3のベーキング・ソーダを入れた冷たい水で洗うことで、ワックスなどの不純物を取り除くことができるそうです。ベーキング・ソーダはきれいに洗い流すこと。
肉にベーキング・ソーダをすり込んで冷蔵庫で3-5時間寝かせると、肉をやわらかくすることができるそうです。調理する前にベーキング・ソーダはきれいに洗い流すこと。
1カート(約0.9リットル)の水にベーキング・ソーダ大さじ2を入れ、そこに生魚を浸して1時間ほど冷蔵庫に入れておくと、生臭さをとることができるそうです。調理する前にベーキング・ソーダはきれいに洗い流すこと。
トマトソースやコーヒーを作る時などに、ちょっとだけベーキング・ソーダをふりかけると、酸味を抑える効果があるそうです。
料理をしていて酢を入れ過ぎてしまった時など、ちょっとだけベーキング・ソーダを入れると中和できるそうです。ただし、入れ過ぎると酢と結合してぶくぶく泡が出てくるので要注意。
豆を煮る時にちょっとだけベーキング・ソーダを入れると、手早くやわらかくすることができるそうです。
卵3つに対して小さじ1/2のベーキング・ソーダを加えると、オムレツがふわふわになるそうです。
にんにくを切った後や魚を触った後で手にニオイがついてしまった時、濡れた手に石鹸のかわりにベーキング・ソーダ小さじ2を手にもみこんで洗い流すと、ニオイが取れるそうです。
ほ乳瓶(baby bottle)やおしゃぶり(nipple)など、赤ちゃん用品をきれいにする時には熱いお湯の入った容器にベーキング・ソーダ半箱分を入れて浸けておくと良いそうです。ベーキング・ソーダはよく洗い流すこと。ほ乳瓶を煮沸消毒する時にも、鍋1杯分の水に大さじ3のベーキング・ソーダを入れて3分間消毒すると良いそうです。
ベーキング・ソーダ大さじ1、塩大さじ1、水大さじ1を合わせてペースト状にしたものをプラスチックあるいは木のまな板にこすりつけて熱い湯で洗い流すと良いそうです。
詰まった排水溝にベーキング・ソーダ1カップを入れて、電子レンジで約1分間チンした熱い酢1カップを注いで数分置き、沸騰したお湯1カート(約0.9リットル)を入れる、という工程を必要に応じて何回か繰り返すと良いそうです。
食器を洗う時に、洗剤にベーキング・ソーダ大さじ2を加えると、油汚れがより落ちます。
食器洗いの洗剤がなくてピンチの時、ベーキング・ソーダ大さじ2にホウ砂(borax)大さじ2を合わせると代用できるそうです。
食器洗い機を使う合間に、底にベーキング・ソーダ1/2カップをふりかけておくと、ニオイを取ることができるそうです。リンスの時に空の食器洗い機にベーキング・ソーダ半箱分を入れて回しても良いそうです。
冷蔵庫の中で液体がこぼれて固まってしまっている時、ベーキング・ソーダをふりかけて濡れたスポンジでごしごしこすると、ニオイも一緒に取れます。ちなみに、冷蔵庫にニオイ取りとしてベーキング・ソーダの箱を入れている家庭はめっちゃ多いです!
電子レンジ対応の容器に水1カップとベーキング・ソーダ大さじ2を入れて高温で2-3分間チンし、容器をとり出して湿った電子レンジ内を濡れたタオルでふき取るときれいになります。
湿った布をベーキング・ソーダにつけて固めのペースト状にし、優しくカップやソーサーをこするとシミが取れるそうです。
魔法瓶いっぱいに水1カート(約0.9リットル)とベーキング・ソーダ1/4カップを入れて一晩浸けておくと良いそうです。使う前によく洗い流すこと。
ステンレス・スチールの場合はベーキング・ソーダをふりかけてから湿った布でごしごしするときれいになります。クロムめっきの場合は濡れたスポンジにベーキング・ソーダをちょっとつけてクロムめっきにこすりつけ、1時間ほど乾かして温かい湯でふき取り、きれいな布でから拭きすると良いそうです。
染みの部分を水でちょっと濡らしてベーキング・ソーダで覆い、濡れたスポンジやタオルでこすり落とすときれいに落ちます。
2週間置きくらいに、1カート(約0.9リットル)の水にベーキング・ソーダ1/4カップを混ぜてコーヒーメーカーを作動させ、次にポット1杯のきれいな水で同じ工程を繰り返すと、コーヒーが苦くなったり薄くなったりするのを防げるそうです。
鉄鍋などにこびりついた食べ物を取るのに、1カート(約0.9リットル)の水にベーキング・ソーダ大さじ2を入れて5分間沸騰させ、液体をちょっとだけ残して捨ててプラスチックのスポンジたわしでこすり、よく洗い流して乾かすと良いそうです。仕上げにはピーナッツ・オイルを数滴かけるのを忘れずに。
濡らしたペーパー・タオルをベーキング・ソーダに浸けたものでゴミバケツの汚れを取り、濡れたスポンジで拭って乾かすと、ゴミのニオイが取れます。ゴミ袋を取り付ける前に底に少しだけベーキング・ソーダをふっておくと、ニオイが付くのを防ぐ効果もあるそうです。
本当ベーキング・ソーダって何にでも使えるんですね〜。
わが家もなんとか年越しまでに大掃除完了してすっきり年明けを迎えられそうです!