2012年度版 ブラック・フライデー攻略ガイド
来週の金曜日は、ブラック・フライデー(Black Friday)。日本はお正月のセールがめちゃくちゃ混む印象がありますが、アメリカはサンクスギビング・デー(Thanksgiving Day)翌日のこのセールが一年で最も大きくて、めっちゃくちゃ混みます。
私も昨年ジェガーさんと一緒に初参戦しましたが、真夜中まで起きているだけでもしんどいのに、寒い中長時間列に並んだり、やっとの思いで店に入ったと思ったら今度は商品を探して店中走り回ったり、商品を見つけたら買うのにまた長時間列に並ばなあかんかったりで、えらい思いをしました。
でも、目玉商品なんかはほんまに安いので、クリスマス・プレゼントを買うにはもってこいです。私とジェガーさんも昨年はこのブラック・フライデーで、ジェガーママのクリスマス・プレゼント用のカーナビとプリンターをお値打ち価格でゲットしました。
とはいえ、もしまた参戦するなら、今度はできるだけ効率よく、省エネで臨みたいもんです。と思ったらやっぱり、ロサンゼルス・タイムズ紙(LA Times)がブラック・フライデーの攻略ガイドをうまいこと紹介していました。
Black Friday survival guide | LA Times(2012年11月)
<装備(THE GEAR)>
- 実用的な服装(sensible clothing)
- ボトルの水(carry a water bottle)
- 充電したスマートフォンやタブレット(charge up your smartphone or tablet)
- 店内地図(store layout maps)
- 店の開店時間のリスト(a list of store opening times)
- 無線(consider using walkie-talkies)
- 買い物はしないけど忍耐強い仲間(a patient buddy who isn’t shopping)
- 詳細なショッピングリスト(a detailed shopping list)
夜通しキャンプをする人は、重ね着をして暖かくすること。靴を見たい人は、サンダル(flip-flops)のように脱いだり履いたりしやすい靴で行くことも重要です 。上着(outerwear)を見たいけど試着室に並びたくない人は、きつめのタンクトップを着て通路で試着を。
栄養ドリンク(energy drink)や、シリアル・バーやクラッカーなどのお菓子類もあり。
列に並んでいる間にブラック・フライデー関連のアプリをダウンロードしたり、Twitter で最新情報をチェックしたり、価格比較サイトをチェックしたりできます。
数に限りがある特定の商品を狙う場合は必須。
無駄なく店を回るために。
店で別々の場所にいる友人や家族と連絡を取る場合にあると便利(特に携帯の電波が弱い時や、電波がない時など)。
鞄を持つのを手伝ってもらったり、列に並んで場所取りをしてもらったり、ホットドッグなどを買いに走ってもらったりします。
電化製品の型番(model number)や服のサイズも重要。予算を決めておくのもあり。
<戦略(THE STRATEGY)>
- 高級なショッピング・センターはあほほど混まない。
- 駐車料金を払いたくない人は、一定額以上の買い物をすると駐車代が無料になるかどうかなどもチェック。
- 買ったものをあちこち持ち歩かなくて済むよう、購入品を一時的に預かってくれるところもあり。
- 探しているものが店で見つからない場合はオンライン・ストアもチェック。オンライン・ストアで品物が補充されている場合もあるため。
- 無料のコーヒーやお菓子などのサービスも要チェック。子供向けのコーナーやエンターテイメントを用意しているところもあります。『Irvine Spectrum Center』というショッピング・センターでは、なんと真夜中から無料のアイススケートやメリーゴーランド(carousel)などが楽しめるそうです。
- 特に狙っている商品はないけど、買い物に興味がある人は、人がちょっと少なくなるランチ後の時間帯を狙うのがおすすめ。
- 欲しい物が見つからなかった人もあきらめずに。クリスマス前の土曜日にもお買い得品が売りに出されることがあります。
<アプリ(THE APPS)>
- Black Friday App by dealnews.com
- Shopkick
- The Coupons App
- Black Friday Survival Guide
- Daily Shopper
ブラック・フライデー関連でもっとも有名なアプリの一つ。大手小売店の広告がチェックできるだけでなく、リークされた広告や、正式に公表されていない情報なども見られます。そのほか、ショッピング・リストを作ったり、値段を比較したり、店のアラートを受け取ったりすることが可能。iOS用、アンドロイド用共にあり。
ターゲット(Target)やメイシーズ(Macy’s)、ベスト・バイ(Best Buy)、オールドネイビー(Old Navy)などの店内を歩くだけでポイントがたまって、スタバのコーヒーや各種ギフトカードなどに還元することが可能。iOS用、アンドロイド用共にあり。
店やレストラン、ガソリン・スタンド(gas station)の電子クーポンが入手できるだけでなく、ブラック・フライデーのセール情報や価格比較などのショッピング・ツールも利用できる。クーポンはテキストやメールで他の人にも送信可。iOS用、アンドロイド用共にあり。
リアルタイムでリーク広告や店のちらしを受け取ることができるほか、店やカテゴリ別にセール情報をチェックしたり、割引商品を見ることも可能。iOS用のみ。
オンライン・ストアのセール情報をチェックするならこれ。ターゲット(Target)やウォルマート(Wal-Mart)、アマゾン(Amazon)、ベスト・バイ(Best Buy)などの割引がチェックできる。iOS 用のみ。
<開始時刻(THE START>
- ブラック・フライデー当日の午前6時
- JCペニー(JCPenney)
- ラジオシャック(Radio Shack)
- ブラック・フライデー当日の午前0時
- 前日サンクスギビング・デーの午後9時
- ターゲット(Target)
- 前日サンクスギビング・デーの午後8時
というわけで、「ブラック・フライデー」なので本当は金曜日のはずなんですが、開始時刻は年々早くなってきています。ウォルマートは去年は午後9時からやった気がするんですが、今年はさらに早くなっています。このまま行くと、そのうちサンクスギビング・デーも完全にセールの日になってしまって、おちおち七面鳥を食べている場合じゃなくなるかもしれません。