P&G『Raising an Olympian』で耳にした「Look at that!」の意味とは?

家に遊びに来たジェガーさんの友達が、ジェガーさんが新しく買ったビデオカメラを見て興奮し、”Wow! Look at that!” と言いました。

Shawn Johnson

ポイント

“Look at that!” というと、普通は他の人の注意を誘って「ちょっと見てや!」という感じで言われますが、明らかに全員が同じものを見ている時にもよく使われます。

辞書などの説明が見当たらないのですが、こういう時はだいたい “Look at that!” の前に “Wow!” などの感嘆符が付くことが多く、驚きを強調する意味合いになっているそうです。

私はジェガーさんが “Wow! Look at that!” と言うたびに「いや、見てるって」と思っていたのですが、そういう意味じゃなかったんですね。

補足

先日紹介したP&G の CM のロンドン・オリンピック出場選手バージョン『Raising an Olympian』を観ていた時も、器械体操のショーン・ジョンソン(Shawn Johnson)選手と母親のテリー(Teri)さんの会話で、”Oh, look at that!” が出てきました(0:33)。幼い頃のショーンさんの演技を懐かしむテリーさんの、喜びの混じった感嘆が感じられます。

選手はもちろん、母親も同じ分だけ努力して、同じ分だけ悩んで、共に強くなっていることが伝わってくるこのビデオ。これまで選手のインタビューやドキュメンタリーというと、選手の成長に焦点を置いたものが多かったですが、母親との関係に光を当てることで、選手に対しても新しい見方ができるように思います。

私も3歳から12歳まで器械体操(gymnastics)をしていたので、器械体操のビデオは特にジーンと来ました(スポーツ歴は陸上の方が長いのに、体操の方がジーンと来るのはなんでやろう)が、他にもいろんな選手のビデオがあります。

  1. 水泳(swimming)
  2. 水泳 – 飛び込み(diving)
  3. レスリング(wrestling)
  4. 陸上 – 長距離(long-distance running)
  5. 陸上 – 短距離(track & field – sprint)
  6. 陸上 – ハードル(track & field – hurdle)

全員に共通するのは前向きな精神と粘り強さ、そして何よりも、そのスポーツが好きやという気持ち。どのビデオもメッセージが力強いです。

特に最後のハードルの選手のビデオは、母国トルコに自分の名前の競技場ができたというのがめちゃくちゃすごいです。国を動かすほどの彼女の情熱の強さを物語っている気がします。
※アイキャッチ画像:By bryangeek [CC-BY-SA-2.0], via Wikimedia Commons